言葉

性同一性障害

これもアップ。 締め切りに何とか間に合う。 性同一性障害 性同一性障害とは医学的な疾患名である。英語ではgender identity disorderといい、性同一性障害はその訳語である。性同一性障害は、かつては「性転換症 transsexualism)」という用語が用いられて…

ジェンダー・アイデンティティ

こいつもアップしておく。793文字。 ジェンダー・アイデンティティ ジェンダー・アイデンティティとはgender identityのカタカナ表記である。日本語訳としては、従来は「性同一性」が用いられてきたが、カタカナ表記のジェンダー・アイデンティティのほうが理解…

トランスジェンダー

「トランスジェンダーを800字以内で説明」という、大学入試問題みたいな原稿依頼の原稿書いたのでとりあえずアップ。800字ちょうどです。 トランスジェンダーとは、transgenderをカタカナ表記したものである。出生時に割り当てられた性別(つまりは身体的性…

2006年アクセスの多かったコンテンツ、ベスト20

検索で上位に来たパターンと、ほかのサイトで紹介してもらったパターンと。 芸能系とエロ系がやはり強い。 1:相沢 咲姫楽http://d.hatena.ne.jp/annojo/20060916/p2 2:axillary intercourse、「腋窩性交」http://d.hatena.ne.jp/annojo/20060707/p1 3:…

2006年の検索ワード200

今年、anno job logへ、こんな検索キーワードできたベスト200. テレビはすごい。 検索ワード。 実数。全体に占める割合。 相沢咲姫楽 26,007 21.92% 中村中 性同一性障害 8,313 7.01% プロフィール 相沢咲姫楽 4,037 3.40% 性交 2,602 2.19% 検索 1,302 1.1…

今年の漢字

今年の漢字は「命」だそうだ。 http://www.kanken.or.jp/kanji/kanji2006/kanji.html ゴルゴ松本はそんなに今年ブレイクしたのかな。 私の予想では、「悠」だったが、2位だった。。 業界的には、今年の漢字は「中」かな。 個人的には。 今年は可もなく不可も…

Web2.0とgid2.0

gid2.0は、web2.0のもじりであるが、web2.0のコンセプトとも相通じる点が多いと思われる。 「こじつけだ」「昨日と言ってることが違う」などの気もするが、そういうことは気にせず、 http://www.sophia-it.com/category/web2.0.jsp を参照しながら、web2.0と…

gid2.0とは何か

山本蘭様も論じているが。 http://blog.rany.jp/?eid=428441 わたしもわたしなりにちょっと考察。 gid1.0: 1997年ガイドライン制定頃「自分は性同一性障害だったんだ」と知った世代。 日本国内でのSRSなどの医療行為の実現に大いなる希望を抱く。 ガイドラ…

2006年流行語

早いもので12月に突入し、年の瀬ネタの季節。 2006年の流行語は、「イナバウアー」になったそうだ。 http://www.jiyu.co.jp/singo/ あんまり流行ってない気もするが、わたしも勝手に選出。 1位:「gid2.0」 「新世代の性同一性障害者。ビジュアルに優れ、能…

中国語のトランスジェンダー関連用語

2006.10.27.のid:noraneko7さんのコメントすばらしいので以下貼り付け。 『中国語が参考にならないかとググって調べてみたにゃ。(World Professional Association For Transgender Health)の訳は、さすがにまだなかったにゃ。(Harry Benjamin Internation…

同性愛関連の中国語

触発されわたしも同性愛関連の中国語調査。 文字化けは面倒なのでそのままなのでリンク先で漢字確認してください。 性取向:性指向 http://zh.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%80%A7%E5%8F%96%E5%90%91&variant=zh-cn • 异性恋 :異性愛 • 同性恋 :同…

身体同一性障害 Body Identity Disorder

「Amputee Identity Disorder」(四肢切断同一性障害)のメモ書きの続き、今日で最後。 この著者はapotemnophilia(四肢切断愛)にかわり、Body Identity Disorderという概念を提唱。 DSMに掲載されることを主張し、その記載例を記している。 以下試訳。 身…

名高 達男

どうでもいいことだが。 「名高 達男」なのか「名高 達郎」なのかが気になっていた。 で、調べてみたら。 >改名歴 名前の読みは本名と同じ「たつお」で変わらず。 1974年〜1979年 名高達朗 1980年〜1993年 名高達郎 1994年〜現在 名高達男 http://ja.wikipe…

クスラ

曽野綾子 赤線の町にさす朝日 2006.10月号新潮45 31-32Pより>パシュトゥン人というのは、北の、パキスタンとアフガニスタンの国境近くに分布している人たちで、 >この地区には、クスラと呼ばれる男娼たちが住んでいる。クスラはインドのヒンドゥ世界におけ…

cisgender・シスジェンダー

Cisvestismは、ご指摘のとおり、transvestismの対概念と思われる。 両方とも、ドイツの性科学性者Magnus Hirschfeldの命名である。 transが「あっち側」でcisが「こっち側」なので、cisvestismを「同性装症」と訳すのも正しいと思う。 ただ、cisvestismは、…

「セックススル・カップル」

製薬会社バイエルの行った、研究、「現代社会における2人の寝室と性生活に関する調査」が大変興味深い。 http://www.bayer.co.jp/byl/news/pub/news2006-8-8-2.html >1.世代が上がるにつれて広がる、夫婦の枕の平均距離は、約67センチ 夫婦別室も多いと思…

セックスOFF

今週のアエラ、2006.NO38. p82-83読んでたら、「セックスOFF」なる言葉が出てきた。 これは、 >スイッチを切るように「恋愛」「セックス」の回路をオフにする。そう考えると「楽」かも! という概念。 「セックスレス」が受身的にセックスがない状態になるこ…

同性装症・homeovestism

「homeovestism」(同性装症)という言葉を知る。 Zavitzianos G.という精神分析家が1970年ごろ使い出した言葉のようだ。 「Homeovestism: perverse form of behaviour involving wearing clothes of the same sex.」 http://www.pep-web.org/document.php?i…

代理によるミュンヒハウゼン症候群 

代理によるミュンヒハウゼン症候群 Munchausen Syndrome by Proxyというものがある。 代理によるミュンヒハウゼン症候群では。 典型的には母親によって、子どもが病気にさせられる。 たとえば子どもに有害物質を飲ませたりして。 で、子どもは正体不明の病気…

axillary intercourse、「腋窩性交」

Inter関連、調べていて、intercourseも調べていて。 以下のような用語は想定の範囲内だが。 anal intercourse(肛門性交) buccal intercourse(口腔性交) extravaginal intercourse(腟外性交) genital intercourse(性器性交) interfemoral intercourse…

Intergender

Intergender、検索してみたら、Wikipediaで、定義されていた。 http://en.wikipedia.org/wiki/Intergender >An intergender (IG) person is someone who defines themselves as in between or beyond the traditional genders or simply refuses to define …

性志向と性指向2

しつこい性格なので。 「志向」についてしつこく考え、本当の意味がわかった気がする。使用例としては、 上昇志向、権力志向、健康志向、「民主国家の建設を志向する」など。すなわち、志向には必ず、その目指すものとして、何らかの概念、イデオロギーがセ…

性指向と性志向

日本のセクシュアリティの世界では、sexual orientation は「性志向」ではなく「性指向」ないしは「性的指向」と表記するのが正しいとされる。 実際私も、そのように使い、「性志向」を誰かが使っていると突っ込みを入れてきた。 その理由として「志向」とい…

ゴフマンのアイデンティティ管理の戦略

「脱アイデンティティ」を読み出す。 私が、あほなため、意味不明な箇所も多いがなかなか面白い。 序章で引用された、ゴフマンの「スティグマの社会学」で論じられた「傷つけられたアイデンティティ stigmatized identity」(直訳すれば、レッテル貼りされた…

GIDの発音

最近、話題?の「GID」ではあるが。 発音的には、まあ私なんかは普通に、「じーあいでぃー」と呼ぶし、これが多数派だと思うけど。 たまに「じっど」というひともいるみたいだが、まあそういう人もいるよね、みたいな。 ところが最近「がいど」と呼んでいる…

「クラッシュフェチ」

新潮45の4月号読んでたら、「クラッシュフェチ」という知らない概念が出てきたのでメモ。 216P >果物や模型、昆虫、小動物など、小さなものを自分自身に見立て、それが美しい女性に踏み潰されるのを自分に投影して興奮する“クラッシュフェチ”という性癖。 …

「G.I.D」

いつきさんのとこのコメント(http://d.hatena.ne.jp/ituki/20060403#p3)に書いたので、ついでに。 庄司陽子さんの漫画タイトル、たぶん正確には「G.I.D」と「.」が2つ着く。 講談社のサイトhttp://e-morning.jp/index2.htmlには「G.I.D.」と点が3つだが、…

Femmiphilia

トミーとタカラが1日付で合併したそうだが。 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060301AT2F0100201032006.html 新製品は、是非「リカちゃん危機一発」で。 それはさておき。 International Journal of Transgenderismが送られてきた。 http://www.haworth…

ふたなりひら

「書物の王国9両性具有」。両性具有 (書物の王国)作者: 多田智満子,バルザック,プラトン,グールモン,ペラダン出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1998/03メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (6件) を見る両性具有に関する古今東西の短編…

二重思考

最近、マイブームなのが、George Orwellの「1984」のオーディオCDをipodで聞くこと。 1時間半ほどのCDが9枚、すなわち合計13時間ぐらいの英語が聞けて、3170円。 こんな安い英語勉強法があったとは、いう感じである。1984作者: George Orwell,Richard Brown…