曽野綾子 赤線の町にさす朝日 2006.10月号新潮45 31-32Pより
>パシュトゥン人というのは、北の、パキスタンとアフガニスタンの国境近くに分布している人たちで、
>この地区には、クスラと呼ばれる男娼たちが住んでいる。クスラはインドのヒンドゥ世界におけるビジラと似ていて、「中性」だという。マリカという男娼の弟は言う。
「神さまはあれにペニスをくれなかったんだよ。男になることをお望みじゃなかったんだね。でも女になることもお望みじゃなかった」
或る日、著者はマリカの踊りの舞台を見ることになる。マリカは著者の前で、衣装を着る前に裸になった。ペニスも睾丸もなかった。先天的にない、というより手術によって取り除いたのだろうと思われた。しかし胸の膨らみもなかった。体つきは全く男のそれであった。しかしマリカは自分の体が自慢なのであった。
以下は「パキスタンと私」というblogより。(リンク先には写真あり)
>パキスタンのおかま
>彼女(?)は女性ではありません。 男性です。
パキスタンのおかまです。
クスラと呼ばれる人たちらしく、結婚式で雇われてダンスをしたり、お手伝いをしたりする人らしいです。
夫いわく、クスラは結婚などはしないで、集団で一緒に暮らしているそうで、仕事が無い時などは、人の家に来てお金をもらって暮らしているそうです。
私が見たクスラは街角でタバコを売っていました。(女性の格好をしていたけど、明らかに男性とわかる大女(?)だった。)
私は、彼女達の心は本当に女性なのか、もしくは生きるためにクスラになるのか、わかりません。
そしてどのような経緯があって、クスラという生き方を選ぶのかも不思議です。
どなたか知っている人がいたら、教えてください。
http://plaza.rakuten.co.jp/mugalcompany/diary/200509170000/
>パキスタンのクスラ
>この写真のおばさん達はおじさん達でもあります。
私が滞在中、呼びもしないのに勝手に上がりこんできて、よくリビングにいました。
そして、野菜の皮むきなどを手伝ってくれました。
そして頼みもしないのに勝手にダンスや歌を披露してくれました。
(でも、とってもうまかったです。)
そして帰るときに必ずお金を請求します。
人の良い夫は、結構パキスタンでは大金の500ルピー(1000円ぐらい)をあげていて、不思議に思っていました。
夫いわく、このおじさん達は夫が小さい頃から近所に住んでおり、何かパーティーなどがあると来ていたそうです。
うさぎさんのコメントで、やっと長い間の謎が解けて、本当にすっきりしました。
ありがとうございます。(夫も理由を知りませんでした。)
http://plaza.rakuten.co.jp/mugalcompany/diary/200509190000/