2024 anno job log

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2024年針間克己仕事記録

発表

第25回GID学会

性同一性障害者特例法生殖不能要件の最高裁における違憲判断後の、家庭裁判所における戸籍変更申立の審判の現状

 

特定の芸能人が性別違和感を抱く契機となった症例群

 

文献

多様な性のあり方とLGBTQ+の子ども

チャイルドヘルス / 診断と治療社 [編] 27 (9), 662-664, 2024-09

www.shindan.co.jp

 

精神科医から見た「LGBT理解増進法」への期待と職場での展開

産業精神保健 32 (4), 343-346, 2024-11-20

www.jstage.jst.go.jp

 

書籍

性同一性障害」から「性別違和」へ ―DSM-5 における診断名変更の背景

セクシュアル・マイノリティ(LGBT)への理解と支援

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3-LGBT-%E3%81%B8%E3%81%AE%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%A8%E6%94%AF%E6%8F%B4-%E4%B8%AD%E6%9D%91-%E4%BC%B8%E4%B8%80/dp/4772420703/ref=sr_1_4?dib=eyJ2IjoiMSJ9.HPcfFkwpg-z-FCVs4wUnYT16cgnB1jJr-PWrWQB4D_a87e9p5DBQduR2J-9MxVP03I7PJP9BX3lGnb4dbeKJXA_FK7mSe0R1TuU6q8eTUGrE-ftX4M0Iul01Qf9rlczKrLN4j1F0BTmrPmdkC289pRslconsuBzOaOlqvucsvFF4kr3-nRQvjm8_uSDDNrD9uOKghwkFN4PmP_bIHPZVmCjibgo9WhGF2uc4gNTCOvs.LNpz1WQ0ylNZcF31OLV4eFATSNwAggYve2NuelMEXpQ&dib_tag=se&qid=1731286156&s=books&sr=1-4&text=%E4%B8%AD%E6%9D%91+%E4%BC%B8%E4%B8%80

 

取材まとめ記事

「性別」医療現場の苦悩 : 「手術なし」をどうやって…

正論 (639), 144-151, 2024-11

 

エビデンス重視のジェンダー医療を

正論 (635), 84-91, 2024-07

 

 

トランスジェンダーのeGFR評価は要注意

腎機能の検査値にeGFRというものがある。日本語で「推算糸球体濾過量」。

推算、というように、実測値ではなく、推測値。

計算式に入れて、推測値を出す。

通常、クレアチニンで腎機能を評価するが、クレアチニンは筋肉からの老廃物なので、筋肉量の多い男性のほうが高値。

eGFRは、男女差、年齢、クレアチニンを数式に入れ、大体100が正常になるような式となる。

注意すべきは、男女で計算式が異なる。

具体的には、男性の計算式に、0.739をかけたものが、女性での推測値となる。

だから、たとえば男性として、100だった人が、女性として計算すると73.9が推測値となる。

 

すると例えば、男性時代に検査してeGFRが「80」で正常範囲内だった人が、戸籍変更後に女性として検査すると、女性として計算式を立てられ80×0.739となり約「59.2」となり、腎機能低下との検査結果となる。

要注意。

 

日本語で「eGFR 性同一性障害」で検索をかけたが、どこにも述べた文献なし。

英語で「eGFR transgender」で検索をかけたら、いくつか文献出てきた。

yale大学では、「transgenderでは、男性式、女性式両方で,eGFRを評価すべき」と述べていた。

日本でも、医療関係者に啓発しないと、評価値の誤読が続発する可能性あり。

 

https://www.ynhhs.org/perspectives/gender-diverse-kidney-function-test

 

うらやすだより

第209回浦安ジェンダークリニック委員会(12/9)報告
 ●個別症例検討:8例
   ホルモン療法開始:  3名 承認
   ホルモン療法継続:  0名 
   ホルモン療法再開:  0名
   乳房切除術   :  4名 承認
   性別適合手術  :  1名 
   二次性徴抑制療法:  0名
     ( T M 6名、 T W 2名 )
   
   以上、8名が承認されました。

うらやすだより

第208回浦安ジェンダークリニック委員会(11/11)報告
 ●個別症例検討:4例
   ホルモン療法開始:  4名 承認
   ホルモン療法継続:  0名 
   ホルモン療法再開:  0名
   乳房切除術   :  2名 承認
   性別適合手術  :  0名 
   二次性徴抑制療法:  0名
     ( T M 4名、 T W 0名 )
   
   以上、4名が承認されました。

うらやすだより

第207回浦安ジェンダークリニック委員会(10/7)報告
 ●個別症例検討:4例
   ホルモン療法開始:  2名 承認
   ホルモン療法継続:  0名 
   ホルモン療法再開:  0名
   乳房切除術   :  2名 承認
   性別適合手術  :  1名  承認
   二次性徴抑制療法:  0名
     ( T M 4名、 T W 0名 )
   
   以上、4名が承認されました。

うらやすだより

第206回浦安ジェンダークリニック委員会(9/9)報告
 ●個別症例検討:6例
   ホルモン療法開始:  2名 承認
   ホルモン療法継続:  2名 承認
   ホルモン療法再開:  0名  承認
   乳房切除術   :  4名 承認(行徳x3、山梨x1)
   性別適合手術  :  2名 承認(行徳x2)
   二次性徴抑制療法:  0名
     ( T M 4名、 T W 2名 )
   
   以上、6名が承認されました。