庄司陽子 「G.I.D.」第8話

と言いつつ、懲りずに、またも立ち読みでの、うろ覚えのまま、つっこみ。


で、またも精神科医のせりふ、ありえねー、というか、えらそー過ぎるというか。
前回、彼女に散々いいたい事を言って、二人を別れさせた挙句、今回は、主人公に
「彼女を許してあげたまえ。彼女は君を愛していたんだよ。」
と、のたまう。


だいたい、人の恋愛に「あげたまえ」とか、普通の精神科医は、首突っ込んで、えらそうなこと言わない。
さらに「愛していた」とか、そんな分かりもしないことは言わない。


で、これにて、その彼女は、おしまいのよう。
もうちょっと活躍するかと思ったら、出番はもう終わりのようで。


話は、ぐんぐんすすみ、主人公君、めでたく「東城大学」合格。
最初、東大かと思ったら、「政経学部」に合格したし、「理工学部」とかもあったので、早稲田っぽい。
それにしても、親とけんかしてる割には、なぞの学費資金源。


で、大学に入ると、いきなり「人権擁護サークル」という学生連中が、「性同一性障害の人権擁護」に関心持って、主人公君に接近してくる。
しかし、「人権擁護」といいながら、話の内容といったら、人権被害や人権推進の話ではなくて、またもペニス形成の術式。今回は言葉だけだったけど。
「人権擁護」といいながら、ペニスの術式を聞いてくる、なんと言うデリカシーのない学生たち。
浅薄と言うか、興味本位と言うか。