gid2.0とは何か


山本蘭様も論じているが。
http://blog.rany.jp/?eid=428441


わたしもわたしなりにちょっと考察。


gid1.0:
1997年ガイドライン制定頃「自分は性同一性障害だったんだ」と知った世代。
日本国内でのSRSなどの医療行為の実現に大いなる希望を抱く。
ガイドラインを遵守し、原則的にはノンカム、埋没系。
過度にジェンダーロールを追求するがゆえに逆に不自然になることもあり。


gid1.5:
1998年から2003年特例法制定ころまでの世代。
SRSはもはや当然のものとして考え、ガイドラインにこだわらず、外国で手術することもいとわず。
社会制度の改革により、さらに生きやすくしようと考える。
そのためには、必ずしも埋没にこだわらず、顔を出して社会にアピールすることもあり。


gid2.0:
2004年以降の世代。
SRSも戸籍変更も、当然の選択肢として最初から存在する。
当然の選択肢であるがゆえに、逆にそんなに医療を受けることや、戸籍変更にはこだわらないこともある。
社会制度の改革にもさほど関心はなく、自分らしさの実現が重要。
しかし、その自分らしさの追及により、その存在そのものが結果的に、社会の意識変革をもたらす可能性も秘めている。
ジェンダー表現も自分らしさの追及の手段に過ぎず、必ずしも既成のジェンダーロールとは一致しない。