性同一性障害 第1回 海外招待講演会


ちょっと遅刻。
200人の超満員。


ファン先生の講演。
骨皮弁を使った陰茎形成。
要するに、腕とか足とかの骨の一部と皮膚を切り、陰茎を作る。
切り取られた骨のスライドとか、精神科医的には、ちょっと厳しかった。
術後に尿の漏れ45%、尿道狭窄9%の合併症。
あと、足から作った場合、歩行は可能なものの、やはり不十分な脚力になるようだ。
骨皮弁が、骨を使わない場合のメリットとして、骨の硬さがあることより性交可能、排尿の向きのコントロールがしやすい。


シンポ。
会場への質問。
「戸籍変更のためのSRS 」か「自分自身の身体違和、性交目的のSRS 」か。
「戸籍変更のため」が大多数の挙手。
「自分自身の身体違和、性交目的のSRS 」は、わずか数名。


全体としては、通訳が今一つで、中国語、英語、日本語が飛び交い、わかりづらい部分ややありか。


懇親会。
大混雑。
原科先生:「すでに予約してた人には、今後、手術施設を借りて、手術する予定。ナグモにはアドバイザーとしてかかわりたい」
高松先生:「今日、同じ会場の、10年前のGID研究会の熱気を思い出してやる気が戻ってきた。今後の予定はまだ未定だが。」
大島先生:「弁護士にもなった。弁護士活動の予定はないが。」


などか。