GID研究会当事者参加者のドーナツ化現象

GID研究会の最中は気づかなかったが。


今思うに、今年の研究会、いかにも「性別移行完了」という感じの人はあまりいなくて、「またーりと性別移行中」という感じの人が多かった気がする。
(と書くと、QOLが低下する人が続出で、顰蹙かもしれないが。)


数年前にはよくいた「性別移行完了」オーラの人は、戸籍も変更して、業界から卒業したのかもしれない。
あるいは、戸籍変更してなくても、典型的なトランスセクシュアルのひとは、コミュニティとは距離をとり、ひたすら埋没しながら、SRS、戸籍変更を目指すのかもしれない。


つまり、性同一性障害概念の広がりと共に、より広く、さまざな性別違和の人がGID研究会(今現在はGID学会ですが)に参加するようになったが、中核的な人たちは逆に参加しなくなっているということか。


すなわち、GID学会の当事者参加者は今後ドーナツ化現象が進んでいくのかもしれない。
あるいはトランスジェンダー化ともいえるかもしれない。