FTX,MTXを自称する人には次の3タイプがある気がする。 １．確信型。 FTX,MTXと確信している。 ２.クエスチョニング型。 自分のセクシュアリティがよくわからず、とりあえず、FTX,MTXを自称している。 ３．自信欠如型。 本当は、MTF、FTMと自称したいが、パス…

下記サイトのQ&A. http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/renaijp/2012/04/gid-1.html ＞性同一性障害（GID）の場合の就職活動の進め方 【質問者：20代女性】 Ｑ．初めまして。私は性同一性障害（GID）で、ジェンダークリニックで女性ホルモンの投与を行なって…

性同一性障害者の受刑者の割合が多いかについて、三橋さんが考察している。 http://plaza.rakuten.co.jp/junko23/diary/201204020002/ ＞（推計４）そこで成人（少年を含む）男性の人数に占める受刑者男性の率を考えると、 男性 ６９８９１／５３３８万≒１／…

現在の受刑者収容者数は、約40名らしい。 2010.5.12のblogによれば http://d.hatena.ne.jp/annojo/20100512＞平成19年以降平成21年5月までに刑事施設に収容された性同一性障害患者数は、MTF63名、FTMが33名に上る。平成20年12月31日現在の収容人員は7万6,881…

私の座長は時間厳守で悪評だが。 以下の理由で学会発表は時間厳守であるべきだ。 ・「時の刻みはあんただけのものじゃない」 というのは、麻雀漫画「哭きの竜」の名言だが。学会の時間は有限だ。 誰かが1分オーバーすると、そのあとの人が1分短くなる。 ・時…

ちょっと考察した。 ほかにもあるかも。 １．SRSをするには、ガイドライン的にはRLEが必要で、また経済的には手術費用が必要。 RLEをしようとすると、女性としての就労困難より、男性時代より収入が減り、手術費用が出せなくなる。 男として高収入だと、RLE…

ホルモン療法と乳房切除は、 精神科通院中断→自己判断でホルモンor乳房切除術 というパターンが割とあり、followしきれず、データ的には不正確ですが。 一応調べました。 FTM 精神科通院開始時はホルモンしてなかった人のうち、その後ホルモン開始した人：51…

GID学会にそなえ、「精神科受診者のうち、3年半後どのくらいの人がSRSをしていたか」のデータを整理しているが、われながら興味深い。 FTMで初診時ホルモンしてないものでは、3年半後、17%がSRSをしていた。 まあ、そんなものかな、という数字。 FTMでホルモ…

Lady Gagaのborn this wayはLGBTの応援歌として知られるが。 http://www.ladygagajapan.com/2011/01/28/lady-gaga-japan-3373 歌詞的には「ママは、私たちはみな、生まれながらのスーパースターと言っていた」「神様は私たちをみな、完璧に作っている」とい…

google翻訳は謎だ。 http://translate.google.co.jp/?hl=ja&ie=UTF-8&tab=wT#en|ja| 「transsexual」一単語だと、「性転換者」と翻訳する。 しかし、前後に別の単語が付くと「ニューハーフ」と翻訳する。 ただ、単語によっては、性転換者と訳することもある…

法務省通知（http://gid.jp/html/information/pdf/Moji2011-06-01-3212.pdf）と実際の加古川刑務所MTF処遇には違いがいくつかある。 ・ホルモン療法 法務省通知ではしなくてよい、とのことだが実際にはしている。 ・入浴 法務省通知では、原則女子職員での対…

DSM-5案における主たる変更の第一は、「paraphilia」と「 paraphilic disorder」と2つの概念に分けたことである。 paraphiliaを「性嗜好異常（DSM）」や「性嗜好障害（ICD）」と翻訳している日本語では、「paraphilic disorder」の日本語訳は「性嗜好異常障…

平成23年の速報値は、予想を超え、去年の527名を大幅に超える609名だった。 増加傾向はとどまるところを知らず、である。 関東の身近なところでは（H,A,T）、そんなに増えたという話は聞かないので、関西など、全国的に増えている、ということなのかもしれな…

2011年に作成した診断書は114通だった。 2008,9,10年で、戸籍変更許可者の21％の診断書を書いていたので、そこから逆算すると、 114÷0.21で543名が2011年戸籍変更許可されたと予想する。 あと、相変わらずFTMは20台が多数を占め、MTFは年齢が散らばっている。

厳密にいうと、ICDでは「the opposite sex」、DSMでは「the other sex」と表現している。 違うような、たいして違わないような。 ICDでは、異性を「反対の性別」ととらえ、DSMでは「他の性別」ととらえているのか。 それともたまたまか。

SOCでは、ホルモン療法、手術に向けて、メンタルヘルス専門家による評価は必須だが、精神療法は必須ではない、としている。 言いたいことはわかるが、ちょっとしっくりこない。 というのも、評価と精神療法はそう簡単に二分できないからである。 評価のため…

しつこい性格なので昨日の続き。 同性愛への正しい理解、という観点では平田先生の回答があるので。 せっかく精神科医が回答しているのだから、母親への精神療法という観点で、考察。 この母親の相談内容は大別して2点。 １． 息子とのコミュニケーションに…

SOC7では、 「gender dysphoriaの苦悩が強まり、精神疾患の分類基準のレベルに達する者もいる。」と書いてあるので、 「gender dysphoria」は疾患名ではない。 しかし、苦悩が強まり精神疾患のレベルに達した場合、DSM5では疾患名が「gender dysphoria」。 …

SOC7に忽然と現れ、中核的概念ともいえる「gender nonconforming people」の日本語訳も悩ましい。 意味的には「世間の一般的な男女のジェンダー像とは合致しない人々」という感じだと思うが。 conformは日本語的には、一致する、順応する、服従する、などと…

どう日本語に訳するかが、やっかいなのは、DSM5に対する、訳者のスタンスが反映してしまうところ。 半分の水が入ったコップにも似て。 つまり、 「水が半分しかない」と捉えるか、 「水が半分もある」と捉えるか、のような。 「DSM5では、だいぶ脱病理化が進…

gender dysphoriaの日本語訳、「性別違和」か「性別違和症」か。 個人的には「性別違和症」と「症」をあえてつけるべきだと思う。 理由 1.非病理概念が「transgender」「gender noncomforming people」であり、GDは病理概念である。 2．「ia」という接尾語は…

教科書的記載は乏しいが、FTMへのホルモン療法による副作用として、よく耳にするのが手指等の関節痛である。 最初、男性ホルモン増加による筋肉増加により、筋肉・関節のバランスが崩れるのでおきるのかな、と思ったが。 調べると、更年期や、乳がん治療時の…

ジェンダー形成をめぐる言説に、 「親を喜ばそうと親の期待に沿った行動を子どもが取っていく」 というものがある。 つまり、たとえば、女の子的な行動をとると親が喜ぶので、子どもは親の期待に沿って、女の子的行動を自然と身につけていくという事だ。 こ…

平成22年のも、県ごとの新受数を県ごとの人口で割って、各都道府県ごとに100万人当たり、何人が特例法申立てしたか、調査した。 平成21年 http://d.hatena.ne.jp/annojo/20100812 日本全体では4.0． 多い県沖縄：9.2 東京：7.9 大阪：7.9 広島：7.6 三重：7.…

平成21年 http://d.hatena.ne.jp/annojo/20100811#p1北陸がかなり増える。 平成21年 福井:1 金沢:1 富山:1 平成22年 福井:5 金沢:6 富山:5 （深江レディースクリニック効果?） 東北ゼロ地帯解消。 平成21年 盛岡:- 秋田:- 青森:- 平成22年 盛岡:1 秋田:2 青…

アスペルガーの男性における「性別違和」では、よく聞くと「性欲嫌悪」が多い気がする。 すなわち、男性役割や男性身体がいやというよりも、 「勝手にむらむらしてくる性欲が気持ち悪く、勃起や射精も気持ち悪い」 というものである。 性別違和では、非勃起…

それと関連としてというか。 FTXは「女性としてのidentityはないが、男性としてのidentityもない人」あたりの意味と理解していた。 でも最近あった自称FTXの数人は、 「女性としての自己に違和感があり、男性として扱われるのを望む。でも、すっかりすべて手…

そうして考えると、性同一性障害の出現率に与える社会的要因は、 １．男女の性役割のきつさ・ゆるさ 男性、女性の性役割がきついほど性別違和を感じやすい。 ２．性別移行の難易度 性別移行への社会的理解があり、医学的アクセスが容易だと、性転換願望を表…

女子サッカー人口は、日本で数万人、アメリカで数100万人らしい。 女子でサッカーをしたいだけで性別違和感を強要される日本と、当たり前のようにできるアメリカ。 こういうこともFTMの出現率の違いに影響を与えるかも、と思った。

私の妄想だが。 日本女子サッカーが強いのと日本のFTMが多いのには関係がある。 すなわち、臨床統計どおりに、日本のFTMは国際的にも多く、 その多いFTMが日本の女子サッカーの競技人口を支え、 レベルアップに貢献し、 世界的にもサッカー強国となっている…