学会発表を7分で終わらさせるコツ

私の座長は時間厳守で悪評だが。
以下の理由で学会発表は時間厳守であるべきだ。


・「時の刻みはあんただけのものじゃない」
というのは、麻雀漫画「哭きの竜」の名言だが。学会の時間は有限だ。
誰かが1分オーバーすると、そのあとの人が1分短くなる。


・時間オーバーするといいたいことが伝わらない。
結論のスライドまで発表できないと悲劇である。


・質疑応答の時間が無くなる。
質疑応答は貴重な機会なのになくなってしまう。


まあ、学会発表慣れしてない人も多いので、僭越ながら、時間を守るコツをば伝授。


1.言いたいことは一つに。
言いたいことを2つも3つも言おうとすると、どれも伝わらない。
一番言いたいことだけバシッと言うべし。


2.自己紹介はしない
講演でもない限り、自己紹介はしない。
「貴重な機会をいただき」とか「本日は大変緊張してます」とか全く時間の無駄である。
すみやかに本題に入るべし。


3.スライドは1枚1分
7分だと、表紙タイトルスライドをのぞいて残り7枚。
目的、対象、方法、結果1、結果2、考察、まとめ、という感じで7枚で。


4.一目でわかるスライドで。
字数は少なく、活字は大きく。
一目でわかる図やグラフで。


5.ストップウォッチ片手に予行演習
ちゃんと時間内に発表できるように練習をして本番に臨みましょう。


では、来年の発表を期待してお待ちします。