2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

シンポジウム「性同一性障害」の行方

http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2013/07/the_11th_meeting_of_the_study_1/ Title: シンポジウム「性同一性障害」の行方 Date: 2013年7月25日(木) 13:00-17:00 Place: 東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1 「共生のための障害の…

DSM5 性別違和診断基準試訳

A.J.試訳302.85 成人あるいは青年の性別違和A.少なくとも6ヶ月続く、経験した/表現した性別と、指定された性別との著明な不一致。以下の2つ以上によって表れる。 1. 経験した/表現した性別と、第一次および/または第二次性徴(または、早期青年では予想され…

DSM5:性別違和、診断基準Bもよく読むと興味深い

DSM5、性別違和、診断基準Bもよく読むと興味深い。>B. The condition is associated with clinically significant distress or impairment in social, occupational, or other important areas of functioning. この基準は、最初の案ではなかったが、この基…

「あまちゃん」の最終回を予想してみた。

NHKは復興関連ドラマとして、「八重の桜」と「あまちゃん」をやっているが、好対照な結果となっている。 「八重の桜」の視聴率は低迷している。 当然であろう。 洗脳され、銃を持たされ、兵隊に仕立て上げられた子どもたちが、官軍に殺されていく。 内戦中の…

「DSM5:遅発型FTMのほとんどは男性好き」の根拠はその後も不明

「DSM5:遅発型FTMのほとんどは男性好き」の根拠が不明なので、WPATHのメーリングリストで質問してみた。 その後、「遅発型と早発型の明確な区分はあるのか?」など議論は拡散しつつも盛り上がっているのだが。 肝心の「DSM5:遅発型FTMのほとんどは男性好き」…

性同一性障害:理解深めて あす梅田で医師講演 /大阪

性同一性障害:理解深めて あす梅田で医師講演 /大阪 http://mainichi.jp/area/osaka/news/20130622ddlk27040382000c.html 毎日新聞 2013年06月22日 地方版 心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)について理解を深めてもらおうと、NPO法人「関西…

梅田ガクトホール

最初は、内輪受けのマニアックな話をしようと思っていたが。 会場には、毎日新聞さんや共同通信や、親子連れなどもいて。 よく考えたら、最近の若い子は「原科先生」といっても誰かわからないのかな、と思って、丁寧に解説していたら、大幅に時間オーバー。 …

大阪:コスモスクエア

大阪のコスモスクエアというところに宿泊したので、周囲を徘徊。 「コスモスクエア」ってどういう意味かなと思っていたら、中国語で「宇宙広場」と表記されていた。 なるほどわかりやすい。 ちょっと歩くと、しゃれた外観のショッピングセンターのような建物…

大阪・性分化疾患の診断・治療

性分化疾患の治療をしている小児科医の集まりに呼ばれて、性同一性障害の講演。 自分が話す前に、性分化疾患の診断・治療の話をいくつか拝聴。 ここ10年の間に、遺伝子検査も含め、詳細な原因解明が可能に。 性別決定に当たっては、外性器の大きさだけでなく…

関西GIDネットワーク 第3回招待講演会

http://www.kgn.or.jp/info.html 平成25年6月23日(日)13時〜15時 梅田ガクトホール 大阪府大阪市北区梅田2-6-20 パシフィックマークス西梅田14F TEL:06-6346-0569 FAX:06-6346-5095■ 第一部 「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはど…

DSM5:性別違和では下位分類に性指向がない

よくみたら、DSM5では、性別違和の下位分類に性指向がなくなっている。 DSMIVでは、男好きか女好きか両方好きか両方好きでないか、分類するようにしていたが。これは「MTFレズビアンやFTMゲイは中核群ではない」という考えが隠れていたのだと思う。 こういう…

GID Reform in the DSM-5 and ICD-11: a Status Update

http://gidreform.wordpress.com/2013/06/13/gid-reform-in-the-dsm-5-and-icd-11-a-status-update/

Age of Onset and Sexual Orientation in Transsexual Males and Females

一個文献見つけたが、遅発型FTMが皆男好き、という結果ではないぞ・・・ 私の臨床的印象とほぼ同様の数値。 table3 早発型:56例 女性好き:94.6% 遅発型:8例 女性好き:62.5% 男性好き:25% Age of Onset and Sexual Orientation in Transsexual Male…

「DSM5:遅発型FTMのほとんどは男性好き」の考察。

「DSM5:遅発型FTMのほとんどは男性好き」はいくつか疑問がある。 まず遅発型の定義。「around puberty or much later in life」(思春期頃または人生のずっと後期)とある。 思春期頃、違和出現、というのは結構いると思うが・・。 DSM-IVでは、早発型は「小児期…

和歌る?紀になる!:性同一性障害、どう支援 周囲の理解、苦しみ軽減 /和歌山

http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20130616ddlk30040226000c.html 和歌る?紀になる!:性同一性障害、どう支援 周囲の理解、苦しみ軽減 /和歌山 毎日新聞 2013年06月16日 地方版 和歌山市で先月あった世界ボクシング評議会(WBC)女子フライ級タイ…

DSM5:遅発型FTMのほとんどは男性好き

DSMIVTRではまったく記載のなかった、遅発型(思春期以降に性別違和出現)FTMについて、DSM5では、言及あり。 かなり大胆に言い切っているが・・・。 「遅発型性別違和を持つ青年および成人の出生時女性(natal females)では、通常、男性に魅かれ(andoropjili…

DSM5:小児の性別違和のその後の経過2

DSMIVTRと読み比べると、小児性別違和のその後の経過は、DSM5で書き加えられたというより、ニュアンスが変わっていることに気がついた。 DSMIVTRでは、その後も性別違和があるのは「ごく少数に過ぎない」、「大半は〜反対の性の行動がはっきりしなくなる」と…

DSM5:小児の性別違和のその後の経過

DSM5では、最近の研究者の興味の対象を反映してか、小児の性別違和のその後の経過についての記載がかなり追加されている。 男児(MTF)で、青年・成人でも性別違和が持続は、2.2〜30% 女児(FTM)では、12〜50% 持続は、小児期の性別違和の重症度と多少相関…

なだいなだ先生死去。

なだいなだ先生とはお会いする機会はなかったが。 ブルーボーイ事件では証人として、裁判に関わられていた。 今更遅いが、学会などで事件の詳細などをご講演いただければよかった。 残念。 事件については、「クヮルテット」という小説に描かれているので、…

ナグモ性別変更判定会議

FTM ホルモン:1名 ホルモン+乳房切除:2名 SRS+乳房切除:1名 SRS:2名MTF ホルモン:5名承認

うらやすだより

第74回浦安ジェンダークリニック委員会(6/10)報告 個別症例検討 ホルモン療法開始: 6名 承認 ホルモン療法継続: 1名 承認 乳房切除術 : 3名 承認 ( FTM 6名、 MTF 1名) 以上、7名が承認されました。

DSM5:性別違和と自閉症スペクトラム障害

DSM5で、性別違和の章に、自閉症スペクトラム障害に関する記載があり。 鑑別診断の項目としては挙げられていない。 あらたに、「comorbidity」(並存疾患)の見出しが出来、そこに、 ・小児の性別違和受診者では、一般と比較し、自閉症スペクトラム障害が多…

ハーメルン

スポーツの応援に熱狂する集団というのには違和感を持つ。 そういった集団が、弁舌巧みな警官の指示にあっさり誘導されていく光景は何か不気味に感じる。 それを美談として無邪気に報道するマスコミをみると陰鬱な気分になる。

DSM5

DSM5が出たので、ちらっと見た。 とりあえず、 1.gender dysphoriaで。 2.性機能障害、paraphiliaとはそれぞれ別の章立て。 3.患者数の記述のところで、2カ国(日本とポ−ランド)では、逆にFTMのほうが多い。と書いてあった。 暇を見つけて熟読予定。D…

性欲の研究 エロティック・アジア

神保町をぶらついていたら、神保町書店街の最先端をひた走るべく、カフェを併設しおしゃれに新装した東京堂書店のベストセラーの棚に「性欲の研究 エロティック・アジア」という、怪しいタイトル、表紙の本を発見し、購入。 日中韓のセクシュアリティ関連の…

【インサイド】性同一性障害者親子確認訴訟 「次男の父は誰?」家族の形問う

【インサイド】性同一性障害者親子確認訴訟 「次男の父は誰?」家族の形問う ■血縁にこだわらず認めて 性同一性障害で性別を女性から男性に変えた大阪府東大阪市の会社員(30)が4月、「非配偶者間人工授精」(AID)で妻(31)との間に生まれた次男…

京王プラザ

同門の精神科医の先生の前で、講演をする羽目になる。 会場には現教授、前教授をはじめとして、ずらずらっと重鎮が。 研修医の気分になりビビりまくる。 幸いにも話しだすと何とか落ち着き自分のペースに。 笑いもとれ、質疑応答も好意的コメントで一安心。 …