DSM-IVの性同一性障害の診断基準の誤訳

いまさらだけど。


DSM-IV性同一性障害の診断基準、こんな箇所あり。


>in girls, rejection of urinating in a sitting position, assertion that she has or will grow a penis, or assertion that she does not want to grow breasts or menstruate, or marked aversion toward normative feminine clothing.


で、その日本語訳が、


>女の子の場合、座って排尿するのを拒絶し、または乳房が膨らんだり、または月経が始まって欲しくないと主張する、または、普通の女性の服装を強く嫌悪する。


である。
何がいいたいかというと、


>she has or will grow a penis
の日本語訳がすっぽり抜け落ちている。
気づかなかったのかな。とほほ。
というか、わたしも今頃気づいた。とほほ。


さすがにDSM-IV-TRでは、


>女の子の場合、座って排尿するのを拒絶し、陰茎をもっている、または出てくると主張する、または乳房が膨らんだり、または月経が始まって欲しくないと主張する、または、普通の女性の服装を強く嫌悪する。


と直っていたけど。
ついでにいうと。
DSM-IV-TRでは、日本語訳が、「ペニス」が「陰茎」に、「睾丸」が「精巣」に変わっているのにも、いまさらながら気がついた。
どうでもいい気もするけど、どんな議論があったか知りたい気もする。