性別変更申請却下 大迫さん即時抗告 大阪高裁

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神戸新聞

性別変更申請却下 大迫さん即時抗告 大阪高

2007/01/06

 性同一性障害GID)に悩む尼崎市の会社員、通称大迫真実さん(51)が五日までに、男性から女性への戸籍の性別変更の申し立てを却下した神戸家裁尼崎支部の決定を不服とし、大阪高裁に即時抗告した。
 大迫さんは女性と結婚して一児をもうけたが、その後、離婚。二〇〇三年に性同一性障害との診断を受けた。
 性同一性障害特例法では現在、子どもがいないことを性別変更の条件としており、大迫さんは特例法の対象外。同支部は昨年十二月十五日、「個別の事案ごとに判断すると、子どもの心情や親子の交流に影響を与える」などとして申し立てを却下していた。
 大迫さんは「今後も、特例法の要件を削除してもらえるよう訴え続けたい」と話している。