戸籍訂正:性同一性障害の男性、家事審判を申し立て

大阪のケース関係で、気がついて、いったん記載したものを空白にした、ということだと思うが。
2年8ヵ月後に記載を消すというのは、むごいと思う。


http://mainichi.jp/select/news/20130202k0000m040074000c.html
戸籍訂正:性同一性障害の男性、家事審判を申し立て
毎日新聞 2013年02月01日 20時08分

 性同一性障害で戸籍の性を女性から変更した中部地方の30代男性が1日、「第三者精子提供を受けてもうけた長男(3)の父親と認められないのはおかしい」として、戸籍訂正を求める家事審判を家庭裁判所に申し立てた。性同一性障害の人の親子関係をめぐっては、東大阪市の夫婦が同様の申し立てをしている。

 弁護団によると、09年に出生届を受理した役所は当初、戸籍の父親欄に男性の名前を記載した。ところが2年8カ月後、「(男性に)生殖能力がないのは明らかだ」として、職権で父親欄を空白に訂正したという。妻と一緒に申し立てた男性は「一度認めた親子関係を簡単に変えられたことに憤りを感じる。もし妻に何かあったら息子は誰の子でもなくなる。裁判所は重く受け止めてほしい」と訴えるコメントを出した。

 東大阪市のケースでは東京家裁が昨年10月、申し立てを却下した後、東京高裁も即時抗告を棄却した。夫婦は最高裁に特別抗告と抗告許可を申し立てている。【丹野恒一】


日テレ
http://news24.jp/articles/2013/02/02/07222391.html
性同一性障害の男性、戸籍訂正求め申し立て< 2013年2月2日 0:27 >


   心と体の性別が一致しない性同一性障害で、性別を男性に変更した夫と妻が、人工授精でもうけた子供について、夫を戸籍上の父親と記載するよう求める全国で2例目の裁判を起こした。

 裁判を起こしたのは、中部地方に住む30歳代の夫婦。夫婦の弁護団によると、夫婦には09年に長男が生まれ、戸籍には夫が父親と記載された。しかし、去年になって、夫が元女性であることを理由に、父親としての記載を取り消されたという。

 夫婦は、戸籍に夫を父親と記載しないのは性同一性障害に対する不当な差別だとして、裁判を起こした。

 こうした裁判は、去年3月、大阪府に住む夫婦が起こしたのに続いて2例目となる。