刑事施設における性犯罪者処遇プログラム受講者の再犯等に関する分析結果について

法務省のサイトに、プレスリリース詳細が載ってあった。
http://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei05_00009.html
http://www.moj.go.jp/content/000105287.pdf

5ページによるとプログラム非受講群は
>再犯リスクの程度が相対的に低いため,プログラムの受講対象者でないと判定された者

も含まれる。
そういう再犯リスクの低いものと比較したら、治療効果が統計的に出にくいと思うが。
なぜ、そういう処理をしたのかが疑問。


まあ、その後は私には理解不能(多分マスコミも理解してない)な統計処理をして、再犯リスクの違いも考慮されたようだが・・。


その結果は、高密度では効果あり、中密度で効果はっきりせず、というものだった。
高密度は、長時間やるプログラムで、中密度はそんなに長時間ではない。
ということは、長時間やればそれなりに効果が出たのだから、中密度対象者にも、今後は高密度なみのプログラムを実施する方向で検討すべきだと思う。


保護観察所における性犯罪者処遇プログラム受講者の再犯等に関する分析結果について、
はこちら。
http://www.moj.go.jp/hogo1/soumu/hogo01_press-release01_index.html