第12回アジア・オセアニア性科学学会

winterのICD11の話が興味深かった。


まだ案の提案の段階に過ぎないらしいが。


疾患名は「gender incongruence」。
治療の必要がある人もいるので、疾患リストには継続していれる。
リストに入れる場所としては、「mental」でも「身体」でもなく、独立した第3のカテゴリー「gender incongruence」を提唱。


第3のカテゴリーを作るというのは良いアイデアだと思った。
ただ実際にそうなるかはかなり難しいらしい。
DSM5との違いを質問した。
「gender dysphoria」にすべきかどうかも議論したが。DSM精神科医の団体が作っているので、dysphoriaといった精神的側面に重点を置きすぎている。単に精神と身体が一致しないだけなのだから、「gender dysphoria」の良いということになった。
という回答。
性分化疾患を含むかどうかは不明とのこと。


その他、別のシンポで複数の日本人発表者が、「women」をウィメンでなく、ウーメンと発音したのは、受験英語にうるさい私はちょっと気になった。


南雲先生のランチョンは流暢な英語で相変わらずかっこよかった。


午後は日本性科学会だった。
自分の発表は多少笑いがとれてよかった。


途中抜け出し、GIDの手術シンポにも。
preecha先生は、タイではMTFは200人に一人だといっていた。
すごいな、とおもった。
その後、山口悟先生と、セルビアの先生が、手術の技法についてマニアックに議論していた。