DSM5とICD11

今年の展望もかねて、DSMとICDの基礎講座。


DSMアメリカ精神医学会の作る精神疾患リスト。
今年の5月にDSM-5という、新しいのがでる。
そこでは、性同一性障害gender identity disorderにかわりgender dysphoriaとなる。
訳語は多分、「性別違和」か。


ICDは、WHOが作る医学疾患リスト。
2015年にICD11という新しいのがでる予定。
その内容や、案は、正式には公にされてない。
学会での情報からは、性同一性障害にかわり、gender incongruenceが提唱されている。
訳語は未定だが、意味的には性別不一致。


DSMは日本の精神医学界への影響は強いが、公的にはICDを日本は採用するので、「性同一性障害」は2015年までは、そのままであろう。
ただ、今年5月のgender dysphoriaの登場は、水面下では様々な影響がでるだろう。