2009.2.27毎日静岡
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20090227ddlk22040146000c.html
性同一性障害内定取り消し訴訟:就職内定取り消しめぐり、広告会社と和解 /静岡
性同一性障害(GID)を知って就職内定を取り消したのは不当だとして、静岡市駿河区の男性(34)=戸籍上女性=が、同区の広告会社に約198万円の支払いを求めた損害賠償訴訟は26日、静岡地裁(竹内民生裁判官)で和解が成立した。
原告側と会社側は和解内容について明らかにしていない。会社が原告に一定の金額を支払う内容とみられる。
訴えでは、男性は07年8月、インターネットの求人募集で同社を知り就職を希望。社長らと面談し、一度は就職が決まったが、その後、GIDについて打ち明けると内定を取り消されたという。
会社側は内定取り消しはGIDが理由ではなく、男性の父親が書くべき身元保証書を自分で書くなど、「男性の信頼性に疑問が生じたため」と主張していた。【田口雅士】