幻嗅は幻覚の一種で、実際にはない臭いを感じることだが。
ないはずの音や声が聞こえる幻聴や、ないはずのものがみえる幻視は精神科医的にもわかりやすいが。
幻嗅はわかりにくいと思う。
というのも、においは、けっこうそこらじゅうにあるし、個人差の激しい感覚。
それににおいには、はっきりした区別とかないので「悪臭」の定義も困難。
だから、実際にはないにおいを感じているのか、実際に存在するにおいを「悪臭」ととらえているのかは、鑑別かなり困難では。
幻嗅というより、においに関する被害妄想や、嗅覚過敏である場合も多い気がする。