パートナーシップ・生活と制度―結婚、事実婚、同性婚

『パートナーシップ・生活と制度―結婚、事実婚同性婚』を読む。


まず感じたのは豪華若手執筆陣。
杉浦郁子、野宮亜紀、大江千束、有田啓子、出雲まろう、大島梨沙、大村芳昭、尾辻かな子、鹿賀理恵子、釜野さおり、斎藤あかね、齋藤笑美子、鈴木伸智、谷口洋幸、田巻帝子、藤井ひろみ、溝口彰子、村上隆則。
20代から40代の論客が綺羅星のごとく並んでいる。
この業界の層の厚さに感嘆。


で、同性婚や同性間のパートナーシップ制度のことばかりかと思ったら、結婚制度そのものも視野広く論じていて興味深かった。
一応、結婚関係はかつての私の専門でもあるし…。


それからレズビアンで子供育ててる、って日本でもあるんだな、と自分の無知を恥じる。
レ・マザー。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/4157/
イカップルはどうなんだろう。


あと、メインのQ&Aより、ところどころのコラムのほうが印象深かった。
コラムには、個々の体験がリアルにそして気持ちが籠められ語られていた。
理屈で論じられるより、こういう具体的な個々の言葉のほうが、人の心を動かすのかもしれない。


あと、自分も緑風の原稿書かないとそろそろやばい…。

パートナーシップ・生活と制度―結婚、事実婚、同性婚 (プロブレムQ&A)

パートナーシップ・生活と制度―結婚、事実婚、同性婚 (プロブレムQ&A)