性犯罪再犯防止の研究会、刑務所でグループワーク視察


日本経済新聞2005.5.30.
  

性犯罪再犯防止の研究会、刑務所でグループワーク視察
 性犯罪者の再犯防止のために刑務所内や保護観察中に実施する体系的なプログラムを作る法務省の「性犯罪者処遇プログラム研究会」は30日、川越少年刑務所(埼玉県川越市)で第2回会合を開き、同刑務所が独自に実施している性犯罪受刑者を対象としたグループワークを視察した。

 グループワークは同刑務所が1990年から実施しているもので、6人ほどの受刑者を互いに話し合わせながら自らの問題に気付かせる手法。精神医学や犯罪学などの専門家ら研究会メンバーは、実際の話し合いに同席し質問するなどしたほか、同刑務所側からグループワークの効果などの説明を受けた。

 研究会は今後、精神科医らからヒアリングを行った上、年内に素案をまとめ、年度内にプログラムを完成させる。 (21:00)


http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050530AT1G3003B30052005.html


サンスポ速報 2005.5.30.


【社会】川越少年刑務所を視察−性犯罪対策で法務省研究会


 受刑者や保護観察中の仮出所者を対象とする性犯罪の再犯防止プログラムを検討している法務省有識者研究会は30日、性犯罪受刑者に対する専門教育を実施している川越少年刑務所(埼玉県川越市)を視察した。

 川越少年刑務所は、26歳未満の男性受刑者を中心に約1700人収容。性犯罪の再犯防止教育では、参加者同士が自分が起こした事件について話し合うグループワークを導入している。研究会のメンバーは、所内の居室や工場を見た後、実際のグループワークに加わり、参加者のやりとりを直接聞くなどした。

 研究会は精神医学者らからヒアリングなどを実施後、12月までにプログラムの素案を固める方針。

http://www.sanspo.com/sokuho/0530sokuho112.html