スカートを履いたFTM

性同一性障害にかかわる精神科医に必要な資質として、
「自分の持つジェンダー観に不必要にとらわれず、当事者の持つジェンダー観、ジェンダー表現を尊重する」
というのがあると思う。


簡単に言えば、
「スカートを履いたMTFならいいけれど、スカートを履いてないMTFはだめだ」
みたいなことを考える精神科医は、トホホである、ということだ。


しかしながら、
「スカートを履いたFTM
というのは、さすがに動揺してしまう。
もちろん、制服でやむなく、という話ではなく、自由な私服のときにである。


理論的には、
「自分は身体違和が強いので、体の性別は変えたいのだが、服装は別にどうでもいいので、スカートを履くこともある」
ということもないではないのだろうが。


うーん。