性別変更後に婚約者にふられたインド人


2005.4.25.ロイター発の記事。
ロイター | 経済、株価、ビジネス、政治ニュース

http://www.excite.co.jp/News/odd/00081114468489.html

>性転換手術後にふられて婚約者を告訴


>[ニューデリー 25日 ロイター] あるインド人が、親戚の女性と結婚するために性転換手術を受けて男性になったが、そのあとでふられてしまったという。


ヒンドゥスタン・タイムズの月曜日の報道によれば、29歳のゴム樹液採取労働者クティヤマさんは、生まれつき男性・女性両方の生殖器を持っていた。クティヤマさんは親戚のローラさん(25)との15年にわたる恋愛の末、手術を受けて名前を男性名のビヌに変えた。


しかしローラさんは他の男性と婚約し、ビヌさんは彼女を背任の罪で訴えた。南部ケララ州での性転換手術には5万ルピー(およそ12万円)かかった。


「彼女は手術後に私と結婚すると約束していました」新聞記事にはビヌさんの申し立てが引用されている。「手術料を払うために借金をしました」


ローラさんの婚約者はビヌさんのことを聞いて結婚をキャンセルした。ローラさんとクティヤマ/ビヌさんが具体的にどのような親戚関係かは明らかにされていない。

[日本語訳:野中モモ]
貼り付け以上


気になって、hindustantimesの元の記事を読む。
Hindustan Times - Archive News


いくつかの追加情報と感想。


>decided to go in for 'sex deformity correctional' surgery.
(「性別矯正手術」を行う。)


インターセックスで「性転換手術」はおかしいと思ったら、最初の記事は「性別矯正手術」だった。


>After a treatment spread over 18 months, Kuttiyamma underwent an operation

(18ヶ月の治療後、手術を行う)


・18ヶ月はホルモン療法でもしたのだろうか?


>The Kottayam police are clueless. “Binu's lover told us she wanted to marry a normal man. Even after the operation, Laura isn’t willing to consider Binu a normal man. We can’t do anything. So we warned Binu not to create problems for her,”
(地元警察のコメント「婚約者は、正常な男性と結婚したいといっていた。手術をしても、彼女は、彼のことを正常な男性とは思っていない。われわれができることなど何もない。われわれは、彼女をこれ以上困らせるな、と彼にいったんだ」)


・何と冷たい。


>Dr George P. Abraham, who operated on Binu, said his was a strange case. “Binu belonged to an inter-sex group with both male and female genitals.
(主治医のコメント。「彼はインターセックスで、男女両方の生殖器があった。」)


生殖器は、外性器のことか、性腺も含むのか?


というわけで、まだ分からないところが多々あるが、全体の感想としては。


1.彼はお気の毒。
2.日本でも似たような事件起こるかも。