「性同一性障害」という診断名はもはや存在しない

とはいうものの、厳密にはもはや「性同一性障害」という診断名は存在しない。
ICD10はあるものの、そこの「性同一性障害」という用語は、「性転換症」「両性役割服装倒錯症」等をひっくるめた、グループに対して用いる言葉で、個別の診断名ではない。
だから、今後は医学論文等で「性同一性障害」を用いると、それは診断基準不明のナゾの言葉となる。
ICD10の性転換症か、DSM5の性別違和かのどちらかでないと、議論には耐えられない。