GIの影響

よく考えたら、GI第3案の問題点が気になりだした。
それは、長期的なわが国医学界への影響。
第3案だと身体疾患でも、精神疾患でもなく、わが国の縦割り医学の中では居場所がなくなる。
ようやく最近、精神医学書に記載されるようになったのに、また記載されなくなるだろう。
精神医学雑誌も特集を組まなくなるだろう。
精神科の教授も、医学生に講義しなくなるだろう。
日本精神神経学会もしばらくはともかく、長期的には委員会や学会でのシンポも組まなくなるだろう。
国試にもあまり出題されなくなるだろう。
かといって、今より形成外科や婦人科、泌尿器科で盛んになるとも思えない。
GID学会はあるが、大きな学会でもないので、先細りになるかも知れない。


また今みている医者は今後も見るだろうが、精神科を受診しても、精神疾患でもないGIを、経験のない精神科医が新たに見ることはしないのでは。


性別と似たように、精神科でも身体科にも所属しないと、GIは居場所がなくなり、わが国での医療的取り組みはすい退していくのでは・・・。