日本は時代を先取りしていた?

日本でGIDの非病理化の声が盛り上がらないのは、ひとつには時代を先取りしていた??かもしれない。
つまり、日本で性同一性障害がマスコミなどで紹介されるときは「心と体の性が一致しない状態」としてである。
(性同一性を心と体の性の一致、と主張されていた大先生もいるぐらいなので・・・)。


「性転換願望を持つ精神疾患」などというような理解はされてない。
精神疾患であることも、当事者と専門の医師以外は、あまり認識されていない。


そのため、精神疾患に付きまとうスティグマには巻き込まれずにすんでいる。
そうした背景もあり、日本は病気であることへの反対論があまり盛り上がらないのだと思う。


そういった点では、日本はICD11案に先駆けていたといえるかもしれない・・・。