性同一性障害男性が方針撤回要求 産科学会に

http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011022701000578.html

性同一性障害男性が方針撤回要求 産科学会に
 性同一性障害で性別を男性に変え、非配偶者間人工授精(AID)で妻との間に男児をもうけた大阪府東大阪市の男性(28)が27日、男児と同ケースの出産について、日本産科婦人科学会が決めた方針の撤回を学会に求めるコメントを出した。

 学会は26日、子どもとの法的な親子関係は認められないと夫に説明し、同意を得ることが重要と、会員の医療機関に注意喚起することを決めた。

 男性は「不妊治療など、一般の人がAIDで子どもをつくった時は血縁関係があると推定されているのに、性同一性障害者だけ差別されるのはおかしい」としている。

 AIDは第三者から精子の提供を受ける方法で、男性は実弟から提供を受け2009年に長男が生まれた。地元市役所が嫡出子としての出生届を受理せず、現在も戸籍がない状態が続いている。

2011/02/27 20:29 【共同通信