あらためて、再考しました。
草食系には、
1. 欲望達成に消極的。
2. 性的存在には消極的。
逆に肉食系は
1. 欲望達成に積極的
2. 性的存在には積極的
と言う2つの側面がある。
とすれば、典型的な性同一性障害は、反対の性別に積極的になろうとするわけだから、そもそもが肉食系。
草食系性同一性障害としては、2つの方向性がある。
1. 性別違和はあるが、身体治療には消極的。
2. 性的存在でなくなろうとする、すなわち中性指向。
中性指向の場合、ホルモン療法の意味づけが、MTFとFTMでは異なる。
MTFでは、男性性を減らす目的での、ホルモン使用希望はありうる。
FTMではホルモン使用は男性化するので、希望しない。
また、手術に関しては。
FTMでは乳房切除だけ望むのはありうる。
MTFでは精巣摘出だけ望むものもいるが、そのインパクトの大きさから言って、草食系とは感じられない。
結論的には。
1. 性同一性障害はそもそも肉食系。
2. FTMでは乳房切除だけ望むものが医療機関に現れ、草食系として印象に残る。
3. MTFでは、中性化のためのホルモン療法は、自己判断で行い、医療機関にはあまり現れない。中性化を望んでの精巣摘出希望者は、そのインパクトの強さが欲望達成追求力の高さとして感じられ、草食系とは思われない。
って感じかな。