庄司陽子 「G.I.D.」、第11話

確かに、触らぬ神にたたりなし、という気もするが。
まあ、しかし、連載も折り返しを過ぎたことだし。
毒食わば皿まで、で。


とはいうものの、今回、突っ込む気もうせるぐらい、ただ単につまらないのだが。


でも、前回感じた問題点が、如実に最後示されていてので指摘しておく。


泌尿器科医が、
>「だいぶ体つきも変わってきた」「精神科医の先生方に申請を依頼してみたら」「もう君は男性として生活できているしね」


と主人公にSRSを勧めているのである。
これはありえないし、あってはいけないセリフ。


SRSを望むという判断は当事者個人が自主的、主体的に判断するべきである。
その後に医療側が、医療的にも妥当性があるかどうかを判断するのである。
医療側が個人の判断に先立ち、SRSを薦めてどうする。
こういうことすれば自殺者が出て当然。
まったく無責任な連中である。