「結婚詐欺師クヒオ大佐」


結婚詐欺師クヒオ大佐」を読む。

結婚詐欺師クヒオ大佐 (新風舎文庫)

結婚詐欺師クヒオ大佐 (新風舎文庫)

かなり楽しみにしていたが。
はっきりいって駄作。
クヒオという最高の素材を著者がめちゃくちゃにしている。


クヒオのすごさは、まさに「事実は小説より奇なり」なのに。
この著者は、「クヒオ」を題材に小説を書くという、おろかなことをしている。
わたしは「クヒオ」にのみ関心があるのに、この本は、クヒオと著者の対決シーンとか、どうでもいい創作シーンが多すぎ。
「クヒオ」の事実、あるいは「クヒオ」の語る「事実」が知りたいのに。
まったく残念。


・ クヒオは詐欺師なのか、本当に自分でも信じているのか。
・ 美容形成をしたのは鼻だけなのか。他の部位はしていないのか。
・ 鼻の手術をするときは、どの医者に何と頼んだのか。
・ 愛はどんな風にささやいたのか。
・ 最初に「クヒオ」を名乗ったのはいつなのか。きっかけはなんなのか。
・ なぜ「カメハメハ大王の子孫」でないといけないのか。
・ コスチュームのレパートリーはどれくらいなのか。


私は知りたい。