性同一性障害で全国連絡会 特例法の要件削除求め活動

2006.2.8.共同通信
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2006020801002294_National.html
性同一性障害で全国連絡会 特例法の要件削除求め活動
 性同一性障害特例法で性別変更の要件に規定された「現に子がいないこと」の削除を求めるため、性同一性障害と診断された岐阜県羽島市の会社員水野淳子さん(44)らが8日までに全国連絡会を設立、同市で集会を開くなど活動を始めた。東京や大阪での集会のほか、国会議員との勉強会も検討しているという。
 特例法では戸籍の性別変更は認められているが、親の性別変更で子供が混乱しないよう要件が設けられた。
 2人の息子がいる水野さんは、女性への戸籍変更が裁判所で認められていないという。水野さんによると、息子は水野さんを「お母さん」と呼んでいるといい「法律が家族秩序をかえって混乱させてしまう可能性がある」と指摘している。
 会は「性別変更をできないことは、子供にとっても不利益」と訴えている。