「性的マイノリティの基礎知識」を読む。
- 作者: ヴァネッサベアード,Vanessa Baird,町口哲生
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2005/09/01
- メディア: 単行本
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日本語版、表紙、虹色(なぜか8色)できれいだけど、The No-Nonsense Guide to Sexual Diversityの表紙の方が個人的にはインパクトあって好きかも。
この本、「基礎知識」というタイトルだけど、中身は全然、基礎知識じゃない。
非常に詳しく、専門的。
しかしながら、ただ闇雲に知識を羅列しているものではない。
LGBTIの人権というメインテーマに従い、世界的歴史的視点から論じている。
気になったのは、19ページ。
>「性転換」あるいはジェンダー適合は、ポルトガル、イラン、ガーナ、スロベニア、アルバニアおよびマケドニアにおいて非合法である。
8章は
>トランスジェンダー:「天空の星々と同じくらい」
と素敵なタイトル。
その意味は、FTMアクティビストのマイケル・ヘルナンデスの言葉より。
149P
>わたしは単にわたしなのだ。名に一致することはもはや重要ではない。ジェンダーと性行動は、天空の星々と同じくらいさまざまだ。人がトランスジェンダーである決定的な証となるような典型的なパターンなどはない」
ごもっとも。