アスペルガー症候群をめぐるネット事情

「臨床精神医学」9月号は、アスペルガー特集。


医者の論文が並ぶ中、異彩を放つのが、


翡翠:私の手記から アスペルガー症候群をめぐるネット事情
臨床精神医学34(9):1197-1198,2005/09/29


という当事者の書いた文章。
ネット上のAS(Asperger’s Syndrome)サイト参加者分類が特に興味深い。


>1.自立した成人当事者
>その大部分はAS者を特別扱いするべきではなく、本人の自助努力により社会適応は可能と考えている。当事者として、表で活動している人にはこのタイプが多い。


>2.AS者はそうでない者より劣っていると考えるタイプ
>a.就労困難の成人当事者。
>ASは障害であるため、社会の理解と政府の福祉が必要と主張する。
>自立した成人当事者と対立することが多い。


>b.周りにAS者がいると相談を持ちかける人


>c.小児当事者の親
>ASは障害であり、学校教育および医療の補助が必要と主張する。


>3.AS者はそうでない者より優れていると考えるタイプ
>a.診断名をほしがる「自称」さん;ファッションメンタルさんである場合が多い。流行最先端の病名が欲しいという人たち。
>このタイプにはBPD(Borderline Personality Disorder)患者も少なくなく、掲示板を荒らす最大の原因となっている。


>b.診断されている当事者


>タイプ1はタイプ2,3より、ASではないといわれることも多々ある。