事件の感想

報道によれば、性同一性障害だけでなく、広汎性発達障害と軽度の知的障害もあったという。
こういった発達障害に性別違和が伴う場合、SRSだけでは問題の解決に至らず、社会生活上の困難が続くことが多いと思う。
戸籍も変えているのだから、2名の精神科医が関与する機会はあったはずである。
なんらかの心理的社会的支援につなげられなかったのか。
残念である。


また、精巣切除後に、女性ホルモン剤が投与されてないだけでは、抑うつ、意欲低下などは起こりうるが、「口をポカンと開けて宙を見つめる」となる状態になるとは考えにくい。
ホルモン欠乏による抑うつに加え、発達障害、知的障害によるストレス耐性の低さもあり、拘禁反応を引き起こし、亜混迷状態となっているのではないか。


いずれにせよ、ホルモン投与も含めた医療対応が必須である。
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/480212/