9:30‐11:00
【シンポジウム 3】
『地方のGID診療の現場から』
座長:中根秀之(長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 )
宮島英一(クリニックおもろまち )
演者:石田康(宮崎大学医学部 臨床神経科学講座精神医学分野)
これまで男性17名女性63名受診。
黒岩健輔(福岡大学医学部 精神医学教室)
MTF49名、FTM118名。
初診時11歳MTF。診断、性転換症。15歳でホルモン療法開始。
AJ:11歳で思春期前なら診断は「小児期の性同一性障害」では
塩田:初診時は小児期の性同一性障害、その後、性転換症に変更。
宮島英一(クリニックおもろまち )
MTF60,FTM291.
MTFで結婚歴、3名(5%)、ホルモン歴26%
AJ:東京の自分のところでは、MTFで結婚歴は20%、ホルモンは約半数。
沖縄は、MTFにとっては治療がしづらいのかも?
会場:鹿児島のデータも知りたい、沖縄と本土との中間的データになるのでは。
AJ:(コメントはしなかったが。違うと思う。鹿児島は封建的で沖縄とはまるで異質)
13:40‐14:40
【ワークショップ】
『生殖医療の最前線 技術・倫理・法律』
座長:針間克己(はりまメンタルクリニック )
演者:香川則子(リプロセルフバンク )
石原理(埼玉医科大学 産科婦人科学教室)
大島俊之(弁護士法人 淀屋橋・山上合同)
生殖医療に向けての前向きな議論。
希望する当事者も多い。
日本のガイドラインでも、凍結等の可能性を、治療前に当事者に伝えるよう明記すべき、という意見も。
AJ:精子凍結、卵子凍結をし、戸籍変更後、子供を得た場合、戸籍の性別の扱いは。
特例法の要件、4の、現に生殖機能を有しない、との解釈との絡みは?
大島:そんな要件はなくなればよい…。
15:00‐16:30
【市民公開講座】
『GIDってなぁに?』
一般のお客さんも100名くらい加わり、会場は超満員に。
司会:山本ひとみ(一般社団法人 gid.jp 日本性同一性障害と共に生きる人々の会 沖縄支部)
山本さんは地元のアナウンサー。性同一性障害への理解も深い。
さすがの人選。
座長:中塚幹也(GID学会理事長、岡山大学大学院 保健学研究科)
山本和儀(第16回研究大会会長、山本クリニック)
演者:中塚幹也(岡山大学大学院 保健学研究科)
時々クイズ形式になっていて、中塚先生、一般向けの講演も慣れてるな、という感じ。
山本和儀(山本クリニック)
文野君の講演は初めて聞いたが。
スライド使いもうまく、発音も明瞭、話もメリハリあり。
というわけでさすがのポジティブパワー全開の講演だった。
中村中(株式会社ボールドハート)
最後、中村中様がオオトリをきっちりとしめていただきました。
16:30‐16:45
クロージングセレモニー
締めもまずは、エイサー隊。
お見事。
続いて、沖縄のFTM,MTF2名の方の「当事者宣言」。
性同一性障害の苦難が、沖縄県民の苦難とオーバーラップして語られ、会場は涙に包まれる。
http://ameblo.jp/hazuki4prayer/entry-11802402656.html#main
最後、山本先生のあいさつ。
山本先生、感極まり涙。
会場は再び涙に包まれる。
というわけで、山本先生の熱意の元、沖縄のパワーが結集した、涙と感動の2日間でした。
来年は。
学会長:東優子先生
日時:2015年3月21日22日
場所:大阪府立大学