同性愛とHIV

頭の中が混乱していたが、だいぶ整理されたので、まとめる。


男性同性間性交渉がHIV感染のハイリスク行動であるのは確か。
よって、予算や人的資源が限られる場合、それを男性同性愛者向けに集中させるのは、効率性から理解可能。


ただし、HIV感染は異性間性交渉でも起こりうるので、男性同性間性交渉に集中させすぎて、「ゲイだけが感染する」「異性愛者は感染しない」といった間違った理解につながらないように留意する必要がある。


以上より、ゲイコミュニティ等に、HIV予防・啓発・早期発見・治療のエネルギーを向けるのは妥当。
いっぽう国家試験では、問題文の変更自体に特別な予算が必要なわけでもないので、間違った理解が流布しないように、「同性愛=エイズ」のような問題文は避けるべき。