『東大入試 至高の国語「第二問」』拝読。
抜群に面白かった。
本書は圧倒的な読解力で、東大国語問題の本質を読み解いていく。
途中、齋藤孝なんかの解釈も対比として引用されるが、齋藤孝のは、まあ、予想通りの浅薄でとんちんかんな解釈。
その点、本書は、深く、明析な解釈。
第二問の本質は、「生と死の循環」であり、「死の彼岸から、生を見つめる」ことだという。
ただ、本書の解釈はあまりにも明快すぎ、逆に妄想的とも言えるのが興味深い。
明快すぎる論理は妄想と紙一重というか。
下記blogの紹介も興味深い。
http://booklog.kinokuniya.co.jp/abe/archives/2008/08/post_27.html
- 作者: 竹内康浩
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/08/08
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