http://transgriot.blogspot.com/2009/02/japans-transgender-community.html
の「Japan's Transgender Community」は、2009年2月に書かれたにしては、内容が古いな。
英語圏での日本の情報はこの程度なのかな。
まあ、英語の勉強と思い翻訳。
behind the scenes work:根回し
on the heels of:に続いて
などのイディオムは勉強になったし。
訳by AJ
日本のトランスジェンダー・コミュニティ
日本は経済、技術、工業、医学において大国だが、トランスジェンダーの人々への扱いに関しては、世界に遅れをとってきた。日本で最初のSRS(FTMに対して)は1998年に初めて行われたし、MTFではその1年後だ。
アニメファンなら、トランスジェンダーの登場人物が出るたくさんのマンガを知っているだろう。たとえば、私のお気に入りには「逮捕しちゃうぞ」というのがあり、葵双葉というトランスジェンダーの警官が登場する。しかし、不幸なことに日本のトランスジェンダーの現実生活は、社会順応を尊重する文化の中で、息をひそめたものになっている。
しかし、国民の個人的自由を尊重するように進展するに従い、日本社会は変化してきている。そして日本のトランスジェンダー・コミュニティはその変化の恩恵を受益している。
日本には推定7000-10000人のトランスジェンダーがいて、その増加は流星のごとく思われるが、その多くは、長年の陰の努力の結果である。
2003年に上川あやは、東京の最大の自治体の一つである世田谷区の区議に当選したとき、最初の(そして今のところ唯一の)公職に当選したトランスジェンダーとなった。上川は、2004年の特例法など、国および地方レベルでの変化への陳情活動で中心的役割を果たした。上川はまた、公的書類における不要な性別記載撤廃の陳情を成功させ、2008年の2期目も再当選した。
上川の歴史的政治的勝利に引き続き、性転換者の戸籍の性別変更を認める画期的な法律変更が2004年になされた。不幸なことに、この法律は、結婚しておらず、子供のいない申立人しか、変更を認めない。さらに、申立人は、SRSが必要で、2人の医師に性同一性障害と診断されていないといけない。
その結果、日本の法務省によれば、2004年7月から2005年3月末までに、わずか151名しか、変更を認められていない。
そういった勝利にかかわらず、徐々に改善されつつあるとはいえ、日本にはトランスジェンダーであることに対して、いくつかの偏見がつきまとう。「声を上げない限り、何も変わらない。多様性を尊重する社会を作る勇気が必要だ」と上川は言う。