性別変更の要件緩和 性同一性障害で自民改正案

日本経済2008.4.24
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080424AT1G2400X24042008.html
性同一性障害、「子が成人」で性別変更容認・与党が改正案
 心と体の性が一致しない性同一性障害者の戸籍の性別を変更できる特例法に関し、与党は24日、改正案をまとめた。現行法は「子どもがいないこと」を性別変更の条件の1つと規定しているが、「未成年の子どもがいないこと」に緩和する。改正案が成立すれば、「女性の父」や「男性の母」が法的に認められることになる。
 自民党は同日の法務部会で改正案を了承。与党は超党派での議員立法による今国会提出を目指し、民主党に協議を呼びかける。
 特例法は性同一性障害に対する認知が高まったことを受け、2003年に超党派議員立法で成立した。戸籍と実生活での性が違うことを理由に、公的な手続きや就職などで被っていた社会生活上の不利益を解消することが目的。家庭裁判所に審判を請求し、認められれば戸籍の性別を変更できると規定している。(15:35)


http://www.47news.jp/CN/200804/CN2008042401000174.html
性別変更の要件緩和 性同一性障害で自民改正案


 自民党法務部会は24日、心と体の性が一致しない性同一性障害者の戸籍の性別を変更できる特例法に関し、子どもがいる場合は性別を変更できない現行法の「子なし要件」を緩和する改正案を了承した。子どもが成人していることを条件に「女である父」や「男である母」を容認。民主党は、子どもの年齢に関係なく同要件の全面的削除を検討中。今後、与野党間で調整がつけば、超党派で改正案が今国会にも提出、成立が図られる見通しだ。
 同法は性同一性障害に対する認知が高まったことを受け、2003年7月、超党派議員立法で成立した。戸籍と実生活の性が違うことを理由に、公的手続きや就職などで被っていた社会生活上の不利益を解消するのが目的だった。同法の成立で家庭裁判所に審判を請求し認められれば、戸籍の性別を変えられるようになった。



2008/04/24 10:13 【共同通信