認知行動療法としての精神科治療

性同一性障害精神科医の治療(サポート?)は「受容的、支持的、共感的、」に行なわれる、ということにガイドライン上はなっていて、診断書などでも、精神科治療はそんな風にやったと記載されるのが、お約束だけど。
本当かなあ、とちょっと疑問。


性別違和に関しての苦痛は確かに「受容的、支持的、共感的」に聴くことはできるかもしれないけれど。


身体治療を巡っては、早急なオピニオンを目指す患者と、それを押しとどめようとする医師が激突みたいな場面はよくある光景だし。


むしろ、精神科治療は、認知行動療法として理解した方がいい気もする。
例えば認知の歪みの是正。
* 「SRSすれば全て解決」(そんなことないよー)
* 「SRSすれば、きれいな身体に」(手術も限界あるからねー)
* 「カムアウトすれば皆、敵に」(そんなことないよー。結構理解する人も多いよー。)
などと、突っ込みを入れつつ、妥当な考えになるように。


また、RLEは24時間行動療法とも言えそうだし。


まあ、「認知行動療法的観点からの性同一性障害における精神療法の再考」は大きなテーマなので、詳細は来年の課題として。