Q海外に在住している場合はどうなるのですか?

質問があったので、執筆中の文章の相当箇所をコピペ。


Q海外に在住している場合はどうなるのですか?
海外に在住している日本人の場合、戸籍の性別変更をするためにはどうしたらよいのでしょうか。


海外に在住している場合の診断書の作成について私は答えましょう。
 申し立てに必要な診断書を作成する医師は日本の医師免許を持っている必要があります。ですから海外在住の場合は日本の医師免許を持っている医師を探す必要があります。海外でもニューヨークやパリといった都会であれば、日本の医師免許を持つ日本人精神科医を見つけるのは、可能なことだと思います。また、タイなどのアジア諸国は日本の大学医学部に留学し、日本の医師免許を持つ医師も多くいるようです。実際のケースは知りませんが、理屈の上ではそういった医師に診断書を作成してもらってもよいのかもしれません。
 海外在住で日本の医師免許を持つ医師がみつからない場合は、いったん日本に戻り、日本在住の医師に書いてもらうしかないでしょう。日本に長期滞在できれば問題はありませんが、短期しか滞在できない場合には、あらかじめEメール等で、受診予定の医師と連絡を取り、診断書作成に必要な情報・書類を教えてもらい、あらかじめ十分に準備を整えて、短期間に作成してもらうようにお願いするしかないでしょう。
 申し立てのメインとなる診断書は日本の医師免許を持つ医師(精神科医)に作成してもらう必要がありますが、その他の添付診断書は、特にそういった規定はありませんので、海外の医師に作成してもらい、日本語訳を添付すればよいかと思います。