性同一性障害の大学生 乳房切除の傷跡が…

MBSニュース。ニュース映像あり。
http://www.mbs.jp/news/kansai_GE070330173000004660.shtml
性同一性障害の大学生 乳房切除の傷跡が…

 性同一性障害と診断され乳房を切り取る手術を受けた京都の大学院生が、病院側のミスで傷跡が壊死したとして、およそ3,300万円の損害賠償を求め、裁判を起こしました。

 立命館大学の大学院に通うヨシノユギさん(24)。

 ヨシノさんは4年前、大阪医科大学性同一性障害と診断され、去年5月、乳房の切除手術を受けました。

 大阪医科大学には性同一性障害の専門外来があるものの、乳房の切除手術は今回初めてでした。

「とにかく簡単な手術だ、ってことを繰り返し言ってましたよ。1時間半から2時間で終わるし、手術としては、そんなに心配しなくてもよいと何度も言っていました」(ヨシノさん)

 手術から15日後、ヨシノさんの胸は、壊死と診断されました。

 30日、ヨシノさんは「大阪医科大学は事前に手術方法や後遺症のリスクに対する十分な説明を怠った」などとして、およそ3,300万円の損害賠償を求め提訴しました。

 大阪医科大学は「訴状を見ていないのでコメントできない」としています。
(03/30 18:53)