浅野氏、新宿二丁目で演説

annojo2007-04-01

【ゲイ想】 新宿二丁目都知事候補・浅野史郎は来た
(写真沢山詳しい報告のblog)
http://tapten.at.webry.info/200704/article_1.html


あるセクシャル・マイノリティの手抜き日記
歴史的瞬間
(非常に詳しい報告のblog)
http://blog.livedoor.jp/i_hisa/archives/50741244.html


Janjan(リンク先は画像豊富)
http://www.janjan.jp/election/0704/0703312794/1.php
都知事選:「同性愛者が住みやすい東京を」
 「オカマとナマコは嫌い」、「景観を浄化する」などと暴言を吐いた石原慎太郎東京都知事 に同性愛者たちが怒りの声を上げた。“マイノリティーに理解のある都知事を選ぼう。”浅野史郎候補を応援する集会が31日、ゲイのメッカ新宿2丁目で開かれた。

 新宿2丁目には300軒近くのゲイ、レズビアンの店がひしめく。自分を解放できる場所として同性愛者たちの「聖地」ともなっている。ところがホモを嫌う石原知事が「新宿2丁目は景観上よろしくないので再開発する」と発言したと伝えられたことから、日本中の同性愛者が危機感を募らせた。

 こうした経緯からマイノリティーに理解のある浅野史郎候補を応援することになった。
 集会を主催した「新宿二丁目を守る会」の中心人物である尾辻かな子さん(大阪府議会議員)が浅野陣営の選挙街宣車の上から挨拶した。尾辻さんは自らレズビアンであることを告白したことで知られる。

 「2丁目は私たちセクシャルマイノリティーにはなくてはならない町です。私たちは社会の片隅で暮らす必要はない。一人ひとりが持っている1票が選挙を変えるカギです」。

 性転換手術をしたことを告白した上川あやさん(世田谷区議会議員)が「黙っていては、いないことにされてしまう」と訴えると会場からは大きな拍手が湧いた。会場となった仲通り交差点は、動員なしで集まった同性愛者たちで埋め尽くされた。共感は熱気となって会場を包んだ。

 町田市での遊説が終って駆けつけた浅野氏は、開口一番「緊張します」。「我々が何の気なしに言っていることが(皆さんを)傷つけることがある……(中略)理解を進めて行けば生きにくいと思っている人も生きやすい社会になるのでは……」と語りかけた。

 参加者たちに聞いた。

 頭を丸刈りにしたゲイのカップルは、体を寄せ合いながら演説に聞きいっていた。ポケットからくしゃくしゃになった石原候補の公約チラシを出して、「あっちで演説やっていたらしいけど聞かなかった。もうだれに投票するかは決めてある。投票は当日行きます」

 40代と30代のレズビアンカップル。最近2丁目に事務所を構えた尾辻かな子さんを支援している、という。「府中市から来ました。一緒に住んでいます」

 景観のことを石原さんが言っていますが?

 「新宿2丁目は女性にとって安全な街です。男性は女に目もくれないし、女言葉を使うオカマは女にやさしいですから」(30代の方)

 彼女のパートナー(40代の方)は、東京で毎年行われているゲイ・レズビアンパレードへの警察の対応を訴えた。

 「札幌の市長さんは、パレードに出てくれるんです。そうすると警察の私たちに対する態度が全然違う。東京でも浅野さんが参加するとか、メッセージを送ってくれるだけでもいい。そうすれば少しずつ改善されるようになると思います。すでに参加者が3000人近くになっていますから、「デモ行進」としてではなく、マルディ・グラのように観光資源として認知されるようになれば」

 欧米などでは、お祭りなどでテレビカメラに向かって同性愛者が手を振る光景は珍しくない。フランス・パリのデラノエ市長はホモであることを堂々と告白している。

 マイノリティーが肩身の狭い思いをする社会は、マジョリティーさえも息苦しくさせる。マジョリティーの中にもある石原氏への反感がそれを物語っている。

(田中龍作)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070401-OHT1T00003.htm
浅野氏×ゲイ 新宿2丁目で異色コラボ…4・8都知事
 東京都知事選(4月8日投開票)に向け残り1週間あまりとなった31日、前宮城県知事・浅野史郎氏(59)がゲイタウンとして知られる新宿2丁目に登場した。今知事選で候補がこの地区を訪れるのは初めてで、現場には約500人が群がった。この日は民主党菅直人代表代行(60)とも遊説した浅野氏。幅広い支援を呼びかけながら、いよいよラストスパートが始まった。
 「ヒュー♪」「かっこいいわヨ」浅野氏が現れると一気に“黄色い声援”が飛んだ。狭い路上には約500人が集まり、まさに大歓“ゲイ”ムードとなった。
 マイクを握った浅野氏は「ここは通りがかったことはありますが、来るのは初めて。ちょっとおびえています」と恐縮気味。同性愛者らに対する具体的な政策について聞かれ「基本的にありません」と答えると「それじゃあ駄目だろ!!」と“黄色い声援”は野太いヤジに変わった。
 浅野氏が「(都政が住民らの)邪魔をしなければいい。誰にも迷惑かけていないんですから」と説明すると、住民らも納得した様子。普段はライターのエスムラルダさん(36)も「実際に来てくれて印象が変わった。社会的弱者が生きやすい社会にしてほしい」と話した。
 イベントには同性愛者であることをカミングアウトしている大阪府議の尾辻かな子氏や、性同一性障害を告白した世田谷区議の上川あや氏らが駆け付けた。会自体は浅野氏を支援する同性愛者の団体が主催しているが、選対関係者によると「浅野本人はそういう性的嗜好(しこう)はない」という。ただあまりの熱気に浅野氏も「(選挙戦で)一番の盛り上がりだったね」と苦笑した。
 この日、午前には菅氏とともに花見会場などを巡り、酔客に突入したり屋台で豚汁を楽しんだ浅野氏。一部では五輪招致に賛成した都議会民主党との連携に疑問を投げかける声などもあるが、常々「支援は幅広く」を公言している。今後については「秘策はあります。言ったら秘策にならないけど」とニヤリと笑う同氏。総力戦で後半戦に向かう。

(以下略)
(2007年4月1日06時00分 スポーツ報知)


http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200704/sha2007040102.html
2007.4.1.サンスポ
浅野氏、新宿二丁目で大歓ゲイ!演説に500人以上集結
 東京都知事選は3月31日、告示後2度目の土曜日を迎えた。形勢はすでに現職の石原慎太郎氏(74)有利で固まっているとされるが、他の候補者も逆転への可能性にかけ、それぞれ秘策・珍策・奇策を披露。週末の買い物客や花見客に懸命に訴えた。

 “ゲイタウン”が最もにぎわうサタデーナイト。浅野史郎氏(59)はこの日、新宿2丁目で大歓ゲイされた。
 浅野氏は午後7時に登場。主要候補では初めて新宿2丁目で街頭演説を行うとあって、周辺は大フィーバー。浅野氏の普段の演説では聴衆が200人ほどだが、今回の選挙戦では自身最多の500人以上が集結した。前日の民主党との合体以上の効果を生み出した。
 演説では、セクシュアルマイノリティーに対し「まだ政策はない。しかし誰にも迷惑をかけなければ自由にやれる、というのが私の基本姿勢」と規制しない方針を示した。恒例のゲイパレードにも「呼んでいただければうかがいます」とノリ気。聴衆からは、野太いオネエ言葉で「カッコいい」との声も飛んだ。
 新宿2丁目には反石原氏のムードが漂う。昨年、石原氏が五輪招致にからみ「美観とはいえない」と景観規制の意向を示したことで、同性愛者が反発。対する浅野氏は「性的嗜好が違うからと差別されてはいけない」と擁護していた。
 性同一性障害上川あや世田谷区議(39)やレズ、ゲイも応援演説。上川氏は「2丁目は『私が私なの』と初めて素直に口にできた場所。石原知事は景観が好ましくないというが、これほど美しい街はない。自分たちの将来のために力を貸して!」と訴えた。
 浅野氏は「中身があった」と手応えを感じた様子。演説を聞いていた同性愛者からは「まだ勉強不足」「都知事は石原さん以外。浅野さんかな」との声が聞かれた。
(以下略。)


2007.4.1スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/04/01/01.html
「新宿2丁目」は浅野氏“大歓ゲイ”
宮城県知事の浅野史郎氏(59)が31日、ゲイタウンとして知られる「新宿2丁目」でマイクを握った。石原慎太郎知事(74)がかつて「2丁目」の景観を条例で規制する発言をしたため、同地区では「街が変えられてしまう」との危機感が広がっており、選挙に注目が集まっている。浅野氏はセクシュアルマイノリティーに対して“保護”する立場を示し、聴衆から拍手を受けた。
 浅野氏は「ここら辺は通りかかったことはあるんだけど、来たのは初めて。少し今、おびえています」とあいさつ。すると、約500人の聴衆からは笑い声が上がり、「おびえちゃダメ!」の野太い声のヤジが飛んだ。

 ゲイの街を揺らす原因は昨年9月の石原氏の発言。五輪招致に絡んで「新宿2丁目」について一部インタビューで「美観とは言えない」として「規制力のある条例をつくる」と語ったため、ゲイタウンは大騒ぎ。そこで都知事選候補で石原氏の最大の対抗馬といわれる浅野氏を集会に招くことになった。注目度は高く、浅野氏も「私の演説会でこんなに集まるのは珍しい…」とビックリ。

 「知事になった場合、セクシュアルマイノリティーに対してどんな政策をするのか?」と司会を務めた女装したフリーライターの男性(35)に問われ、「迷惑をかけているわけでないなら、自由にやれるように…というのが基本的な姿勢。邪魔はしません」と答え、大きな拍手を浴びた。そして「シロウさ〜ん」の声援を浴びながら20分弱の遊説で「2丁目」を後にした。

 演説後、27歳の男性は「ここで演説をする人はなかなかいないし、セクシュアルマイノリティーに対する理解を示してくれたと思う」と感想。30代の男性は「好みの候補者?誰っていうより、イシハラがイヤよ〜。弱者に対する発言がひどいじゃない!」と激怒。「ゲイはこれまで投票に行かない人が多かった。でもこの選挙の注目度は高い。この街には5万票があると言う人もいる。どう動くのか楽しみね」と話す人もいた。