日本人の着衣性交率

1984年の本なのだが、「日本人の性」という本を読み返していたところ。
いろいろ興味深いデータ満載なのは知っていたが。
「セックス時の着衣」というデータを見つけた。


P190
男性
最初から最後まで着ている
管理職:37.8%
一般:33.7%
初めは着ているが途中からは脱ぐ
管理職:60.4%
一般:53.3%
最初から最後まで着ていない
管理職:5.4%
一般:12.1%


女性
最初から最後まで着ている
管理職の妻:39.9%
一般の妻:43.0%
初めは着ているが途中からは脱ぐ
管理職の妻:52.2%
一般の妻:51.6%
最初から最後まで着ていない
管理職の妻:5.0%
一般の妻:4.1%


興味深いのはキンゼイレポートとの比較。
キンゼイでは教育水準(教育を受けた年数)別にデータを出している。
男性
教育0~8年:42.8%
教育9~12年:66.3%
教育13年~:89.2%
女性
教育9~12年:77%
教育13~16年:89%
教育17~:90%


つまりアメリカでは教育水準が高くなるとほぼ9割が全裸で性交をする。
で、教育水準が低い人は「裸体はわいせつなので」と考え脱がずに性交するらしい。


それに比較し、日本人は着衣性交派は多いし、管理職と一般職の差異もない。


1984年の日本人が何を考えていたかはよくわからないが、少なくとも現代の日本だと、着衣性交のほうがワイセツだし、高学歴者がより好みそうな気がする。
もっとも、キンゼイ当時の「着衣」とは「寝巻きを着たまま」というのが主流のようで、日本の着衣性交のように、フェティッシュなものとはやや趣が異なるのかもしれないけれど。