芸能音楽のジャンルは弱くて。中村中さんのニュースよく理解していなかったのだが。
http://d.hatena.ne.jp/annojo/20060911/p1
基本的には「女性だと思われていたが、実は性同一性障害で戸籍上は男性だった」というカミングアウトだったんですね。
であるから、以前の中村さんの呼び方は「彼女」。
>20歳という若さにして、ただならぬ妖艶な雰囲気を振りまく彼女の名は、中村 中(ナカムラ アタル)。
http://music.yahoo.co.jp/music_news/d/20060627-00000965-bark-ent
>中村 中が15歳の時につくった、彼女のスタートといえる一曲
http://music.jp.msn.com/release/149_0.htm
など。
つまり、事務所戦略的には、
①2006年6月28日デビューシングル時は、あえて性別には触れないが、当然回りは女性と思ったままデビュー。
②で女性シンガーとして多少知名度が上がった時点で、セカンドシングル発売。
③9月6日にセカンドの「友達の詩」発売。
④で、発売に合わせて、「実は男性でした」で更なる話題づくり。
(ドラマだけでなく9月14日発売の雑誌yesでもカミングアウト?)
http://www.bounce.com/news/daily.php/8716/headlineclick
だったのだろう。
だから、今回のカミングアウトにあたって、スポーツ報知が「男性シンガー・ソングライター」と「男性」を使ってるのも、音楽事務所の宣伝キャンペーンに乗っかったということで、あまり非難してもしょうがない気も。
あと本人のサイトに、本人の文章じゃないけど、こんな一文が。
>中村は、戸籍上は男だ。
しかし自分ではそのことに違和感がある。
男という自覚はなく、女としての実感もない。
http://www.nakamura-ataru.jp/special/
これだけよむと、ずばり、女性と言い切るidentityでもひょっとしたら、ないのかもしれない。
まあ、MTFではこういう表現する人は結構多いし、個人的にも好感持つのだが。
「中」という名前からして、「性別が中間」という意味がありそうだし。
芸術系GIDは独自のidentityを確立しようとするという説を唱えている人もいるし・・・。
まあ結局は本人に決めてもらえばいいと思うけど。