週刊文春6月15日号 135ページに、宮崎哲弥による性同一性障害関連本書評があった。
以下紹介された本と一部引用。
「図解雑学:ジェンダー」
「ダブルハッピネス」
>中村美亜「心に性別はあるのか?」は性同一性障害の診断基準の曖昧さを指摘し、「それは病気なのか」と問い掛けている。
>田中玲「トランスジェンダー・フェミニズム」は性同一性障害を、性別二元論の無効性を証明する現象と、看做している。
>吉永みち子「性同一性障害」も性同一性障害に関する議論を性別の廃棄、性の自己決定権の方向へと繋げていくが、果たしてこれは妥当な行論だろうか。
性同一性障害者の性自認は、出生時以降変更されることがない。その点では一般的な性自認のあり方と何ら違いはないのだ。
「脳の性分化」
「人間の本性を考える」
以下感想。
さすがにマニアックな本まで読んで、よく勉強している。
でも、お勉強した挙句に、「性同一性障害者の性自認は、出生時以降変更されることがない。」と言う断言はおったまげた。
生物学的原因論プロパガンダのいきつく先はここだったかみたいな象徴的フレーズであった。