「ダヴィンチ・コード」

ダヴィンチ・コード」読む。

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

とんでも本だと思い、読まず嫌いだったが、読み出すと確かに面白く、一挙に読破。


「暗号解読官なのに、そんな簡単な暗号も解けないのか」とか
「イコノロジーの専門家のくせに、鏡文字も知らないのか」とか、
突っ込みどころは満載だけど。


キリスト教や、ダヴィンチといった名画、あるいはパリ・ロンドンの名所といった、誰でも知ってそうなものが素材というのも売れた理由とは思うけど。
根底に
「セックスはよいことなのに、抑圧されてきたのでは」
「女性はあがめるべきなのに、抑圧されてきたのでは」
といった、これまた普遍的なテーマが根底に流れているのも売れた理由だろう。


全体的に、謎をどんどん解いて、あっちいったりこっちいったりするのは、
昔、便所の壁の落書きで
「右見ろ、上見ろ、ざまあみろ」
というのを思い出したりもしたけれど。