庄司陽子 「GID」第7話

ちょっと情報収集して、おおよそのことはわかった。
正直なところ、今後ますます心配な状況。


されど、今週号末には「取材協力・原科孝雄 塚田攻」とあるし。
沈黙が処世術的には賢明だけど。
あおるつもりもないんだけれど。


でも、読むと突込みが我慢できない。
今週号の突っ込みは本質的な問題ではないけれど。
でもやはりなんだか。


今週は、主人公のFTMが彼女と一緒に精神科医受診。
で、精神科医のせりふ。
「基本的なセックスはいわゆるレズビアン形式だね?
器具は使わない?」


このせりふ、2つの意味でありえない。
まず、FTMに対して「レズビアン」という言葉を使えば、「この医者何もわかってない」と逆鱗に触れるであろう。


次に「レズビアン形式」などと、意味不明の言葉は使わない。
いったいそれではどういう性行為をしているかがわかならない。
医学的に何の情報も得られない。
質問するとしたら「彼女との性行為は具体的にはどういうものですか」みたいな感じか。


でその後、この精神科医「でもいずれ体は男性の体をもつことを希望している あなたはそれを望んでいる?」
とパートナー女性に、聞くわけだが、これもあまりない展開。
戸籍変更したら、結婚します、というぐらいの長年付き合ってるパートナーには聞くこともあろうが、昨日今日付き合いだしたような彼女に、いちいちそんなことを聞いても仕方がない。


聞くべきことは、FTMが,自分のためではなく、彼女とのセックスや結婚のために,わざわざペニスを欲してないかどうかである。


まあ、とにかくこの漫画、FTMのペニスやセックスに興味津々なのは確かなようだ