1999.3.21.東京ウィメンズプラザ
会長 原科孝雄
以下プログラム。
一般演題1
座長 東京家庭裁判所医務室 針間克己
１．性同一性障害に関する自助･支援グループの活動
「TSとTGを支える人々の会」主宰 森野ほのほ他
２．性同一性障害に関する自助･支援グループの参加者に対するアンケート結果
「TSとTGを支える人々の会」運営委員 野宮亜紀他
３．性同一性障害の当事者が医療に感じる不安と不満
MTFTS当事者 優形愛
４．「手術の費用・就労問題」-私が今直面していること-
FTM当事者 本多和平
５．米国でDr.Laubの手術をうけて十年たったFTMの思うこと
「FTM日本」代表 虎井まさ衛
一般演題２
座長 岡山県立岡山病院精神科 中島豊爾
６．岡山大学医学部精神神経科を受診したGIDに対する心理検査の結果報告（第1報）
岡山県立内尾センター 山本文子他
７．岡山大学医学部精神神経科受診したGID外来受診者の現況
岡山大学医学部神経精神医学教室 佐藤俊樹他
８．性同一性障害の一症例―診断治療に関する医学的・心理社会的考察
紘仁病院 精神科性医学部 亀谷 謙他
９．性同一性障害の1例―地方都市の場合
泌尿器科婦人科 池田クリニック 池田稔他
１０.化学薬品の自己注入により断性器を失った人格障害の一例
近畿大学医学部形成外科 真鍋幸嗣他
１１.性同一性障害の1症例―脳の形態学的、電気生理学的検討を中心に―
徳島大学医学部精神神経医学講座 中山浩他
招待講演1
司会 東京武蔵野病院 野田文隆
Psychosocial Consideration and Issues in Diagnosis and Treatment of Gender Identity Disorder
Judy Van Maasdam
シンポジウム
司会 亀田総合病院精神神経科 塚田攻
「性同一性障害の精神科治療」
１．性同一性障害治療における精神科医の役割
埼玉医科大学総合医療センター 神経精神科 加澤鉄士
２．性同一性障害の社会心理的側面 GIDの精神療法の経験から
及川心理臨床研究室 及川卓
３．心理テストに表れる性同一性障害
わらびメンタルクリニック 都築忠義
４．性同一性障害精神科治療の現状と問題点
あべメンタルクリニック 阿部輝夫
招待講演２
司会 長崎大学精神神経科 中根允文
A Rehabilitation Prgram for Gender Identity Disorder
Stanford University Donald R.Laub
会長講演
司会 赤心堂病院泌尿器科 内島豊
性同一性障害の外科的治療
埼玉医科大学総合医療センター 形成外科 原科孝雄
以上プログラム。
以下、思い出とメモ。
会場は、聖地、東京ウィメンズプラザ。
聴衆は約80名。
専門家と当事者半々ぐらいか。
海外からの講演2本がメインで、日本の発表は、症例報告等が主であった。
当事者は顔出さずに声だけで発表する人も。
人数は少なかったが、少数精鋭の熱気と、ひとつの時代が始まる高揚感が会場を支配していた。
研究会最後に、神戸学院大学の石原明先生が声かけをし、それを契機に「性同一性障害と法律研究会」が発足したのは古きよき思い出。
補足、コメントなど歓迎。
