HGグッズに本物のゲイから猛抗議!?

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ファンキー通信】HGグッズに本物のゲイから猛抗議!?


 「フォーー!!」

 昨年は、いたるところで耳にしたこの言葉。もう、日本人なら知らない人はいないのでは? そう、あのハードゲイキャラで人気を博した、レイザーラモンHGの決め台詞だ。彼は、あのひと言で今やまさに時の人となった。

 そんな人気ぶりに、多くのキャラクターグッズが販売されている。中でも注目したいのが、人気テレビ番組の企画で誕生した「爆笑問題のバク天! 黒ひゲイ危機一発」(トミー)なる商品だ。これは、ロングセラーを続けるおもちゃ「黒ひげ危機一発」のハードゲイバージョン。昨年末の発売を予定されていたこの商品だが、その発売に対し、まさしく本物のゲイの皆さんからストップがかかってしまったのだという。でも、いったいどうして?

 この商品はご存知の通り、キャラクターが入った樽にプレイヤーが順番に剣を刺していき、キャラクターが飛び出してしまった人が負けというゲーム。今回はこのキャラクターがレイザーラモンHGになっている。一見、子どもたちに人気が出そうな発想だが。この発売に待ったをかけたのは、同性愛や性同一性障害の教職員たちが作る団体。この団体によると「同性愛者やそれを連想させる人物を樽に入れ、剣で突き刺し遊ぶおもちゃは、同性愛者に対する差別で、子どもにも偏見を植えつける可能性がある」とのこと。メーカーと番組に発売中止を求める文書を提出していた。

 ではこの商品、発売されず幻の一品となってしまうのか?

 いえいえ、予定通り昨年末には発売されています! これに関して発売元のトミーは、「剣で縄を切って、樽の中のキャラクターを救出するのがコンセプト。それをしっかりとお伝えした上で、消費者の方にも誤解のないようその背景を説明していきます」とのこと。同性愛団体は今後の対応については検討中としているが、ホームページ上で再度要望を掲載するなど、密かにこの論争は続いているようだ。

 それにしても、あのゲームが剣で捕らわれた海賊を助けるという意味だったというのは意外です。私もてっきりいじめられているのかと。そうすると、飛び出して助け出した人が負けというルールはおかしくない? と思ってしまうのは私だけでしょうか・・・。(石橋夏江/verb)

2006年01月13日00時10分