黒ひげ危機一発の考察。


幾つかのことが気になり幾つかのことがわかった。


「危機一髪」でなく「危機一発」なのはなぜ。
理由不明。
ただ、「ドラゴン危機一発 」の公開は1970年、「黒ひげ危機一発」は1975年。
映画の影響か?

ドラゴン危機一発 [DVD]

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追記
>「危機一発」
1964年4月の公開当時の邦題の「危機一発」は、髪の毛一本の僅差で生じる危機的状況を意味する「危機一髪」と銃弾「一発」をかけた一種の洒落で、当時ユナイト映画の宣伝部にいた映画評論家の水野晴郎が考案したとされる。その後、「危機一発」という語句は「ドラゴン危機一発」や「黒ひげ危機一発」でも用いられた。

これによって間違えやすい熟語に加えて本来の四字熟語としての表記も「危機一発」であるとの誤解が広まったともいわれる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/007_%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%82%88%E3%82%8A%E6%84%9B%E3%82%92%E3%81%93%E3%82%81%E3%81%A6


ちなみに、セクシュアルマイノリティ教職員ネットワークさんも、「黒ひゲイ危機一髪」と表示していた。
http://homepage3.nifty.com/stn/


青木さやか危機一発、ダースベイダー危機一発とかもあるらしい。
http://www.e-yamashiroya.com/event/kurohige/


やはり驚いたのは、ルール。
>これに対して、トミーは「剣で縄を切って、樽の中のキャラクターを救出するというのが当初からの商品のコンセプトですが


へえー、と思ったら、トリビアの泉でも実際ねたにされていた。

>No.252 「黒ひげ危機一髪」のもともとのルールは飛ばした人の勝ち。
黒ひげ危機一発: 1975年にトミーから発売。

トミーの広報の方は語る。
「はい確かに「黒ひげ危機一髪」のもともとのルールは飛ばした人の勝ちです。敵に捕まり樽の中で縛られている海賊を救出するため、短剣を刺し、ロープを切って助け出すというものだったんです。だから、飛ばした人の勝ちだったんです。」
(Q: なぜルールを変えた?)
「テレビの番組の中のプレゼントゲームで「飛ばした人の負け」というルールで使われ、それが世間に広まってしまったからなんです。」

ある番組 ⇒ ドレミファドン(1975〜85年: 司会 高島忠夫) の1977年10月9日放送にて。

説明書には、
○発売当初 
 「”黒ひげ”人形を飛び出させた人が、勝ちになる楽しいゲームです。」
○ドレミファドン放送当時
 「”黒ひげ”人形を飛び出させた人が勝ち、又は負けです。(プレイの際にルールを決めてください)」とどちらでもよくなっている。
○現在
 「”黒ひげ”人形を飛び出させた人が負けです。」

再び、トミーの広報の方は語る。(Q: 趣旨が違いますね?)
 「はい、違います。全然違います。現在の「飛ばしたら負け」というルールは成立していないんですよ。」(残念そうに)
http://trivia.web.infoseek.co.jp/trivia/20031022.htm


ドレミファドン
> この番組の隠れたヒット作といえば「黒ひげ危機一発」と「×マスク」である。「黒ひげ危機一発」は元々市販されているゲームであるが、番組ではコーナーチャンピオン用ゲームとして採用。ところが、「黒ひげ〜」公式ルールではこのゲームの題材となった話を元に「人形が飛び出したら勝ち」としていたにもかかわらず、ドレミファドンでは当初「人形が飛び出したら得点没収=負け」として放送したために一般的には「人形を出したら負け」というドレミファドンのルールが定着してしまうというおかしなエピソードもあった。一時ドレミファドンから姿を消していたが、「飛び出した人形をおたまでキャッチする」という新ルールで復活、長く定着した。
http://www.geocities.jp/tetsuradiq/quizzone/q-rec/doremi.htm


結局今現在の公式ルールがどうなのかはよくわからないけど。